社会人の勉強

社会人にとって勉強し続けるとはどういうことなのか?

来週のASEAN留学生就活講座のテーマを「社会人の勉強」としたので、折に触れて「社会人になっても勉強し続ける」ことを考えている。

学校の勉強は「しつけ」であり「基礎訓練」である。「知識の獲得」や「応用力をつける」のも大切。でも結局は「及第」「卒業」「入試」という具体的なハードルを越えるためだ。明確なのだ。

社会人にも目標はある。「仕事を良くする」「資格を取る」「昇進試験にパスする」うーん…当たり前だ。それにつまらなそう(笑)。「仕事を広げる/深める」ならいい。プロを目指すなら尚いい。「大学の時にしなかったからしなおす」まあそれもいい。何ごとも勉強だ。今日もひとつ勉強した。

cherryさんと山田隊長が「手前味噌造り」の話しをしていた。大豆を蒸してナンタラ塩やナンタラ糀を足して…。でも味噌ってそんなに食べる?

「食べるワ」「サバ味噌も味噌田楽も」「味噌鍋も味噌煮込みうどんもある」「余った切り身を西京漬にする」ふーむ…「もちろん味噌汁も」

「味噌汁は一人者には面倒だから即席だな」
「困った人ね。お味噌と鰹節と長葱をサランラップで丸めて保存して、お湯で湯搔けばいいの

ほお!とぼくは勉強になった。だがコンビニ弁当で済ます人はコンビニ弁当論というマーケティングの罠の中でしか勉強しない。暮らしの知恵もへったくれもない。つまり社会人は勉強してもいいし、しなくてもいい。自由だ。そこで思った。

勉強するのは「夢と冒険」のためである。

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一枚のフォトがある。アマゾンのジャッカミ山を捉えたのは、自然写真家の天野尚氏である。霧深い幻の山、現地の人も滅多に拝めない。彼も何週間も待っていたが遂に帰国日となり、立ち去ろうと荷物をまとめた瞬間、見えた。この写真を部屋に掛ける人は言った。

「夢はあきらめずに最後の最後まで追い続けなさいとぼくに語りかけている」

それでがんばる。それで勉強する。それで生き続ける。社会人の勉強とは生きることである。

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