少子高齢化と経済の縮小連動

恐らく最後になるコンサルの仕事で思う。こんなに変わっちゃう日本で、10年後もまだ同じことするのかなあ…

なぜって「この国、先は見えている」。少子高齢化なのにアベノミクスでどっぽん。国の借金があるのにマイナス金利ってないでしょ(^^;

予兆は至る所にある

帰りの電車で2つの記事と1つのサイトを読んだ。

ドラえもんが教えるマイナス金利の痛手』はFT紙の翻訳記事で、マイナス金利という政策のおかしさを的確に突いている。国には借金ばかりなのに金利を払うっていうから、マーケットもおかしくなるよ。いやきっと実はお手上で、日銀も大臣もわかっているのだろう。だから「一番長く眠った人が一番尊敬されるドラえもんの世界」にどっぷりつかっている…

二つ目は『家を買うなら まず考えたい3つのこと』。ひと言でいえば「家は買うな」という助言である。少子高齢化だから、建てれば建てるほど空き家が増える。これから住宅政策は空き家対策と言っていいだろう。

この記事中に「立地適正化計画」というのがある。これをひと言でいえば「地方都市は小さくしないと面倒みれないよ」。町を線引きし直して「小さく住みなおせばお金をあげる」というものだ。

医療の世界でこの計画を言い換えると『地域包括ケア』という。「病院は減らすから入院せずに自宅で療養して死になさい」という意味である。五輪景気は最後の砦だがそれも東京だけが潤う。それが冷酷な国の方針である。

単なるスーパーはもう潰れている。次は単なるコンビニの番である。単なる移動手段や宿泊は素人がやる。タクシーは「Uber(ウーバー)」になり、ホテルは「Airbnb(エアビーアンドビー)」になる。

では10年後、20年後生き残るのは何か?色褪せない価値のあるモノやイベントや地域である。

たとえばオンリーワンの結婚式(下の画像はそれを提供する会社の料理例)、ミシュラン級の美味しい店、ヒューマンタッチなおもてなしホテルや温泉。世界遺産に代表される日本の自然資源と美の遺産。「ウチしかできない製造」「ウチなら美味しい農業」ももちろんいい。

IMG_9685(1)

だけど、これまでの延長線上にないことだけは明らかすぎる。その枠からいかにハミ出させることができるか?最後のコンサル仕事をがんばりたい。

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