マゴ

隠し子でもなく、隠し孫でもない。アウトローな父爺だが認知はしておる。

僻地に住む娘が子を連れて帰って来ているというので、一度くらいは顔を見にゆくことにした。2才半になる男の子と一度も会ったことのない3か月になる女の子がいる。手ぶらでゆくのも何なのだが、ヘタに団子やスアマを買っても食べないとアレなので、庶民的用品店で玩具を買った。

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ごタイメ〜ンはタリーズで。ちっちゃな子供の遊び場がある。スタバではこうはゆかぬ。仮の名前をヨシトとユヒカとしよう。ヨシトくんには結婚式と葬式で2度会ったことがあるが、不良爺のことなんか忘れてる。

彼はあらゆる2歳児がそうであるように乗り物好きである。木製レールと電車で遊び出した。ワシも仕方ないので遊んでやった。この子は電車を左手で持つ。聞くと左利きだという。ママは直すというのだがワシは両刀使いのままでええと助言した。なるべく変人になりなはれ。

窓から道路が見えて「ブーブ来たぞ」というと立ち上がるので、つい何度も噓をついた。しかし働く車を買って正解でしたね。だってヨシトくんはガチャでゲットしたミニカーや電車がゴマンと詰まったポーチのオーナーなんだ。ジャっとジッパーを開けると機関車トーマスとジェームス以外は国産車ばかり。cherryさんちのアクアもあった。庶民的なんだな。

一方ユヒカちゃんは寝てばかりだ。おとなしい。ぼくは大人らしくない。ママに「トイレにゆくからこの子を抱いてて」と命令された。泣かれたら泣き返してやろうと思ったが泣かなかった。つねってやればよかった。

そうこうしていると他のママと女の子が来た。可愛い子だったのでヨシトくんはニコニコした。そこはぼくと似ている。察した女の子の親が「こっちに座ろっ」と椅子の上に上げた。ヨシトくんがぽかんとした。こうして人生は一筋縄ではゆかないこと学んでゆく。果物好きだというので次は苺でも買うか。どうせイチゴイチエみたいな爺だから。

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