医師の物語を書きだした。眠っては書き、眠っては書き…
昨夜遅く構成を考えてから寝た。そうすると言葉が降りてくるからだ。案の定やって来た。何時か見なかったが、寝たのが1時前、これをメモしたのが3時か4時だろーか。なんて因果な商売なんだろ…(^^;
裏紙で足りず、ちょうど使い終わった手製本取材ノートの見返しまでびゃっと。「少し彼に肉薄できたな」とベッドでうつらうつらしていると、6時半を過ぎた。ガバッと起きて、掃除は後にして夜中のメモから構成を見直した。
数カ所は良くなった。だがまだ「スっと」はゆかない。そういう時は書きだそう。
数日前に降りてきた「出だしの2行」から書き出す。進まない。うーんうーんと唸って諦めて、朝の掃除をした。トーストをかじった。またうーんうーんと唸って、うつらうつらした。あんまり寝てないから…
15分くらいして起きただろうか。また書き出した。洗濯してからもう一度居眠りした。なんといっても寝不足だから…
こういう日はたいてい諦めるものだ。今日は「書けない日だ、明日はきっと書ける」と自分を慰めてテキストアプリを閉じる。コンチクショウ!ヘボ!ヘタクソ!と呪いの言葉を吐くのです(笑)
ところがいつもと心持ちがちがう。呪詛もなければ焦りもない。書けなくてもつらくない。自然体でいられる。どーしてだろう?人間的成長?
どうやらこの医師のせいだ、と気がついた。彼からのオーラのせいだと。
彼は単なる「元気印」のイケイケではない。凄腕で能力は高いが孤高のスーパーマンでもない。野心はあるが世俗的ではない。陰影があり、生きざまが人間臭く、ゆえに包容力のある男だ。それがぼくに伝わってどっしり構えられるようだ。
この仕事ではこれまで30数名の一流の医師に会ったが、こんなのは初めて。ライターを成長させるなんて凄いヤツだ。ありがたいです。
でも、いくらどっしり構えても締め切りはあります…(笑)
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