肉じゃが人生

話せるとスカッとミサイル、悩みもカラッと唐揚げ〜（^^*）

今回の医師インタビューはおもしろかった。ポジティブでスポーツマン。腕一本、いや右利きだが左手も自在に扱えるまでお箸やマウスや携帯で訓練したというツワモノである。何よりも人と同じことをしない、孤高となって我が道を貫くパワーの持ち主である。

聞いてるこっちもポジティブになった。上昇気流にのれた。だからなのか、ある人とひょんな会話から、現在形のお互いの境遇を語り合うことができた。あららそっくりじゃない！

かんたんにいえば家庭不和である。

ぼくのことをいえば別居以来もう1年半がたつ。まだ問題は片付いていない。だから苦しいことが多い。誰かに実情やホンネを語りづらい。何しろ世間体が悪いし、自分もイヤになる…

だからすべてを語れた相手はない。ある人に九割まで手紙に書いた。でも伝わらない部分は残るだろう。ある人にチラっと言うと「奥さんがかわいそう」と言われた。失語症になった。またオチてしまった…それじゃいけん、思いきって自分の身内には全てを知らせよう。

子供たちである。もう大人だし、だいたいは理解しているはずだから。それぞれに厚い手紙を書いてずいぶんラクになった。

だがナマで実情と気持ち、償いと将来を語れた人は今回初めてだった。聞いてもらってよかった。相手のことも聞けてよかった。恋も愛も人生も人間関係も、一筋縄ではゆかん。縄はほどけて切れてこんがらがる。そんなときはやり直せばいい。ゲスの極みと言われても貫けばいい。

さっき上野駅のホームで、氷結をくぴっとやっては背広の内ポケットに隠すサラリーマンを見た。アル中なのか家庭不和や仕事に問題があるのか…きっとすべてだろう。

お酒は止めて、あったかい肉じゃがはどうだい。肉とろとろ、ジャガぼろぼろ（笑）ちいと煮すぎたけれどそれが肉じゃがだ。それが人生なのだ。