記事にホホウと思ったが、それ以上に読者コメントが響いた。
昨日の大相撲千秋楽で琴奨菊関が優勝。10年ぶりの日本人力士なんてことはどうでもよいが大関の笑顔がいいし、奥さんの祐未さんの笑顔がええ。昨年7月に結婚する前の場所で負け越して、次の名古屋場所がカド番だったが8勝7敗で切り抜けた。料理を気遣いマッサージをする妻がいた。「必ず君を優勝賜杯の隣に座らせてあげるから」という夫の約束があった。それを総括した記事のコメントがあった。
「内助の功はそれ程大きい」
素直にそうだなと思った。内助の功、つまり夫を家庭から支える妻なんて、共働き世帯の今どきは死語であり男女差別とさえ言われるかも。大関は収入が多いからできるんだとか、相撲界では当たり前だと言われるかも。
でも絶対にそれは大きい。人はお金のためだけに働くことはできない。社会のためもあるけれどそれは二の次である。顔の見える愛する人のために働くのである。
人は「誰のために働き、誰のために努力するか」ーそこが明瞭でないとうまく生きれない。モチベーションがあがらず精神的に追い込まれるものだ。
現にぼくはそうだ。うつ家庭をやめたら楽になったけれども。世間にいっぱいいる仮面夫婦も、あまりにつらくなったら、シンプルな解決策をとるべきである。仮面のまま舞踏はできないものだ。
とにかく内助の功の妻がほしい。マッサージがなくても料理が上手くなくてもいい。「あなたならきっとできる」と言葉でアゲてくれればいい。微笑んでくれているだけでいい。
いや妻だけに求めてはだめだ。夫がやることは「夢を捨てないこと」だ。内助の功に応える構えがないと内助の功は来ない。それが「アゲマン•アゲチンの法則」といってこの世で最強のものなのだ。
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