夜がぼくを黒く塗った

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窓辺で夜をのぞいていると
ほうき星が降りてきて
暗闇を黒く光らせた

それは、闇の壁を切り裂き
黒粒子を散らした
それは、黒い布団を跳ねて
黒い羽毛を散らした
それは、洗濯ひもをつたって
黒いピエロを演じた
それは、黒い枕にきたりて
ぼくの黒い顔から
黒い涙をぬぐった

夜がぼくを黒く塗ると
ぼくは黒い粒になった

夜よりももっと
暗い夜がやってきて
叫べぬ夜も
動けぬ夜も
夜が飲みこんで
なにもかも
見えなくなる

夜がぼくを黒く塗ると
ぼくは黒い粒になった

夜よりももっと
暗い夜がやってきて
起きることも
ねむることも
夜が飲みこんで
なにもかも
見えなくなる

夜はぼくの手を引いて
窓に星の階段をかけた
踏み出すと夜がへこんだ
登り出すと夜が渦巻いた
駆け出すと夜が千切れた
振り向くと夜が笑ってた

******

昨夜、寝不足のくせに寝付きがわるくて、何度も起きたときに降りてきた言葉を紙片に書き留めた。それを詩片にした。散文で書けないときは詩文で書く。いつか散文でも書けるだろう。

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