市場化の扉

市場化が必要だ。といっても公共サービスを民間と競わせるあれじゃない。もっと大切なものだ。

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ある提案の仕事で言われたことがある。「書きたいことだけではダメです。市場をそこに入れてください」

市場を入れる…

「自分が書きたいこと、表現したいこと<だけ>では売れません、市場を入れないと売れません」

そうか…ぼくは自己中心なので(まあたいていの創作者はそうだ)だから売れない。視力が回復して以来、けっこう変わってはきたけれど。市場を自分の中に持てってどうやって?

たとえば放送作家は鍛えられている。視聴者という「おもしろくなければ瞬間でチャンネルを変える」人々と戦っている。その点、ほとんどの文章家は生ぬるい。記者は事実を伝えればお金がもらえる。ライターとは話題チェイサー(追っかけ)のことなのか。

市場化は流行りを追って書くことじゃない。じゃあ何か。

流行りを知って調べることは必要だ。大きな視点でその理由を探るのももちろん。最も大切なのは「うわべではなく本質をもらうこと」だ。

暑苦しい五郎丸の人気の本質は何か。下町ロケットの本質は平成の水戸黄門なのか。スターウォーズの本質をキャラクタービジネスと読むか、世代断絶の謎解きと読むか。今年の漢字や松岡修造カレンダー、丸っこいBB-8にもヒントがある。本質を知って自分の中に市場を入れる。

一方、市場化といっても個性を捨てることじゃない。個性はたいせつ。個性のない人にチャンスは来ない。たとえばぼくに期待されている「郷節」とは「叙情的なドラマ」だとしよう。ならば叙情を磨け。もっと書くんだ(と修正原稿で言われた…^^;

つまり市場化とは自分の声を張り上げることでもある。声と市場が重なった時が認められる時だから。重ねようとするのが市場を中に入れる努力である。

つまり市場化とは成長の関門である。扉を開けられれば売れる。開けられないなら売れない。それだけだ。たかが扉一枚だが、それが遮るものはでっかい。

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