願いごとにはたいてい誰かとつながるものだ。ならば「贈ればいい」。
数日前、雨模様の日に、ギャラリーに出る前に周り道をした。妻恋坂を左手に折れて裏参道から階段を上る。足元注意。裏門から境内に入ると「銭形平次碑」がある。何度訪れても見えなかったものだ。
この本堂が高みにあるのは、かつての神田山の名残りである。おぼろげに見えたのが電波塔である。現代の富嶽百景のようだ。
そして神田明神の本堂におまいり。パンパーンと商売繁盛をお祈り。
抜け目無く御朱印をもらう。それが主目的なのです。
さささと書いてもらったのは『御朱印ポストカード』。これは我々が開発した「送れる御朱印」である。頂いた御朱印の頁を切り離し、切手を貼って送るのだ。水天宮で頂いて遠くにいる身重の娘に送ってもいい。漢字好きのガイジンさんが旅行記念にポストカードを送ってほしい。1枚1枚飾ることができる。
中村さん/三和印刷によれば、御朱印は人に贈ると自分と合わせてダブルの御利益になる。病気で歩けない人のために霊場を巡り、その朱印を送り病の回復を祈るのだ。この御朱印帳は我々オリジナル。ご購入者には御利益がたまわれる…はず(-^^-)
ダブルは御朱印に限らない。
誰かの安全を祈願し、無事を祈るのはやさしい心根の持ち主だから、ダブルの御利益があっておかしくない。だが「試験に合格したい」だって学校や塾の先生への感謝につながる。「良い会社に入社したい」だってゼミの先生や親への感謝につがなる。「恋人を振り向かせたい」はダイレクトに想う人につながる。
送る/贈るというのは誰かとつながることなのだ。
図案師古城里紗さんの手彫りの星座が美しい『12星座のフォトアルバム』。射手座を買って送ろうと思った。今日11月29日に産まれた生命を祝って。
御朱印帳もフォトアルバムも『手•紙 te kami 6 みやこどりが星だよ』で販売中。明日の30日はお休み、12月1日から6日までアートマルシェ神田で開催します。
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