あわてないためには、あわてないようにすればいいのだ。
明日からのイベントの準備でいつもより早く出かけた。着いたらまず「カレーを作った」。実は先々週に皆に振る舞うはずだった。ところが雨の中すっころんで脇腹をしたたかに打って、その痛みがとんでもないことになって、果たせなかった。だがあわてず玉ねぎは炒めて冷凍しておいた。
その玉ねぎを解凍した。手際良し。「玉ねぎにカレールーを加えて炒める」ここが秘伝。ところが…炒めだしたら重要なことに気づいた。
「お肉がない!」
家に忘れた… 今日は忙しいので買いにゆく時間はない。ええい!仕方ない、肉抜きだ!とみなさんに謝って作って振る舞った。すると…
「おいしいーっ」
の大連呼。その証拠にほら鍋底が見えた。
しかも日本一味にうるさく、日本式カレーが好きじゃない料理研究家のcherryさんが「おかわり」をした!画期的である。後世に残る歴史である。肉はなくてもカレーはできる。ホント、スパイシーでめちゃ旨かった。
あわてることなく対処したのがよかった。
加えて午後、コンサルの仕事で客先に出向いたが、家に資料を忘れたことを出がけに気づいた。あわてるなジブン。そうだ客に送ったメールに添付していたな。ダウンロードして印刷。事無きを得た。
あわてない自分はどんなやつか。もうひとりのぼくが上から見ている感じだ。そして言う。
「あわてるんじゃないよ。一つ一つしっかり」
するとぼくは地に足をつける。そして難局を切り抜けてゆく。ようやくそんな境地に達してきた。
と、厳かに胸を張ったが、ひとつ疑問が生じた。ぼくは難局を自ら生み出していないか?
転んだのは自分である。肉を忘れたのも資料を忘れたのも自分だ。昨日の朝、アパートの階段ですっころんだし、昨夜電車を寝過ごして、買い物にあやうく間に合わなかったのも自分である。
結局、自分はから騒ぎな生き物なのである…(^^;)