無料の手配り地域新聞”チイコミ”

“チイコミ”を見て近所で買物をしようと思った。

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チイコミとは株式会社地域新聞社が発行する『ちいき新聞』である。

アパートに住みだしてこの新聞の存在に気づいた。週2回の無料新聞は「手配り」である。健康増進のために投函するおばちゃん•おじちゃんが3,000人いる。ほぉっと思って調べてみるとハハンと思った。

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31年前に千葉県八千代市で創業し、今では千葉と埼玉で合計200万部を配布する規模になった。エリア別に60パターンの地域新聞があり、『松戸東版』は51,307部発行。どういう会社?とHPを見るとIR情報やCSRですって?上場もしている。従業員数280名、売上高28億円、へえっと思った。

社長は創業者で近間之文さん。地域のお店から広告をとって載せるシンプルな事業モデル。ネット時代、大丈夫なのかなと思ったら、つい泣いちまった。創業パートナーの妻が書いた『ちいき新聞物語』である。

社長(夫)は31年前のある日「会社を辞めたい」と言った。「なぜ?」と妻がきくと「お前と仕事がしたい」という。ウソだろうと思っていると、押しがひと月続いた。遂にやることになった。

だが広告はとれないし記事づくりも素人。親から借りた200万はあっという間に底を付き、小さい子もいる家庭のご飯は毎日毎日「みそおにぎり」だった。40度の熱を出した子のために、かき集めた600円で苺を買いにいった。その後も仕事をした。

苦労に苦労を重ねて新聞は広がり、部数も伸びた。支社を開いたら、妻(当時専務)は、おにぎりを持参して手伝いに行った。成田支社に1年、船橋支社に1年と…

こういう人びとが会社をやるべきだ。株式会社とは社会の公器である。それは「雇用の創出」と「社会のため」。地域新聞社にはそれがある。おにぎりを握って従業員を助けるくらいの気概ないと、会社はやっちゃいけない。

ぼくのような作文屋は会社なんて持つべきじゃなかった。夜を徹して文を書けと言われたら書く。だがそんなの地域のためになっちょらん。もしも会社をやろうと思っている人がいたら、妻の物語を読むべし。

※昨日のブログの続きは書けなかった。ごめん…。

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