今まで近くばかりを見ていた。だからいけない。だから暗闇なのだ。

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目の手術後、一週間が経った。両目1.2の視力なんて物心ついてからなかった。だから見るものすべて新鮮だ。昨夜、空を見て新鮮な思いにひたった。

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曇っていたが、だんだん雲が鮮やかに見えてきた。すると、雲間に光るものがあった。飛行機か?

星だ。アプリで確認したらたぶんこの一番光っている星。

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そして詩片が降りて来た。

暗い夜空を歩いていた
なんにもない暗がりさ
清々しいひとりぼっち
女々しいひとりぼっち
じっと見るとちがった
夜空には友だちがいた
星がぼくを照らしてた

昔の人は夜道に魔物住むと言った。夜は暗く長いから恐い。眠れない時が来たと思う人もいる。ひとりぼっちに怯える人もいる。そういうつらさはよくわかる。でも昨夜ぼくは星という大自然に癒された。瞬きする星を何度もずっと眺めて楽しかった。こんな感覚は初めて。ちかちかする星が語りかけてきた。

くよくよすんなって
千光年の瞬きで君を
照らしてやるからさ

漆黒の時代を歩いて
氷河の時代に凍えて
疾風の時代に耐えて
浄火の時代を迎えた

くよくよすんなって
千光年の熱線で君を
焦がしてやるからさ

星にはどうやら殺菌作用があるらしい。じめじめしていた心の菌が少し消えてきた。少し元気になってきた。すると、星のかけらの詩片がまた降りてきた。

星に誓った言葉がある

あなたと星の道を歩きたい
 暗がりと思った道にも
 ひとつ、ふたつ、みっつ
 煌めいているじゃないか

あなたと星をたどって歩きたい
 星の明かりで光る涙
 涙の明かりで照らす道
 ぼくが星を集めるからさ

中世の大航海時代、旅では星の運行が頼りだった。星は命綱であり友であり恋人であり母だった。かけがえのないものだった。今、人と人が電子網でかんたんにつながるから、かえって暗黒の孤独がつのる。

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いうまでもなく星は光だ。もっと遠くを見よう。もっと。

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