白内障手術記(上)

お互いに 年をとったねと 言われるが おおげさでなく 生まれ変わった気分だぜ
字余りすみません…(^^*

昨日は白内障の手術日。ぼくの年齢でこの病気は早い方だ。手術は『秋葉原アイクリニック』、向かいにある三井記念病院の「手術専門の門前クリニック」である。執刀はドクター赤星隆幸先生。白内障の世界では赤星かビッセン宮島(東京歯科大学水道橋病院)かと言われる。

彼の名を知ったのは、彼の師匠の清水公也先生(北里大学教授)の取材を通じて。眼科のパイオニアがナンバーワンの弟子と言い切った。加えて赤星先生の医師になる半生の苦労話が興味深かった。白内障になったら赤星先生にと思っていたら予想外に早くなった。

70才になればふたりにひとりが白内障にかかる。高齢化社会で珍しくない。しかもドクター赤星の腕にかかると片目5分だ。ちなみにぼくは両目一緒にやってもらう。むつかしい手術は三井記念で、かんたんなのはトコロテンだ。

この手術のポイントは「遠近をどっちを選ぶか」。白内障手術は硬くなった水晶体を除去してそこに人工レンズを入れる。焦点を近くに合わせるか遠くに合わせるか。両方に合わせる“多焦点レンズ”もあるが、料金が高いしどちらもややぼけるという。

近視の人は近くに合わせるのがセオリーだが、ぼくは遠くにしてもらった。

物心ついてから遠くを裸眼で見た記憶がない。小学校3年ではもう眼鏡をかけていた。19才からコンタクトレンズ。映画も舞台も鳥も蛍も見にくいよ。星空なんて文字通り遠い世界の話し。だから遠くにした。遠くを見たいから。

検査2回をはさんで手術日まで2ヶ月半待ちだった。人気ドクターは儲かるよ(^^*)手術後、付き添いがいるので我が愚娘に頼んだ。会うのは10ヶ月ぶり。半休してもらった。すまんねありがとう。2時に待ち合わせて手術同意をもらって、終わる頃来てねと別れた。アキバで遊んでたらしい。

ぼくは検査やなんやかやで2時間半。診察室前で待っているとマキ姉さんから久々にメッセージが入った。

「Sさんが今朝亡くなったそうです」

なんてことだ。乳がんを患って克服されたあと、再入院ときいたが。でも報せは急だ。34才、逝くには若すぎる。

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彼女のはにかむ笑顔が思い出された。ナチュラルで、しっかり生きようという意思のある無垢な人。君ほど天国に召されるのがふさわしい人はいない。空の上のラベンダーの園で微笑んでゆっくりすごせ。いってらっしゃい。画像は彼女のfbから借りた。

最後に会ったのは瑠璃白さんの展示会でギャラリーに来てくれた時だ。彼女のブログには希望も絶望もあった。それに比べればぼくの手術なんて目に小さな穴を開けるだけ。勇気をもらった。

赤星先生に術前検査でようやく会えた。それまではクリニックの医師に診てもらってたから。人気者にはなかなか会えない。

「郷さん、お仕事は?」
「文章を書いてます」
「手元に焦点があわないと不便になりますよ」
「仕方ないです」
「まあ遠近両用コンタクトしてもいいしね」

キラリと眼鏡を光らせてサラリと言った。乱視レンズを入れる左目にマーカーした。今日一日で40人近くの手術をする。トコロテンだぞトコロテン。それでも手術控え室に入って点滴を打たれたらドキドキ…^^; この小心者め。

以下、明日。

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