心の秘密の地下回廊

人と人の心の間にも、“地下回廊”があればいいのに…

***

土砂降りのさなか、新幹線で北方の都市に出掛けた。在来線が遅れてるんで早めに家を出たら、いつもの1.5倍の時間がかかった。余裕を見て出たので、余裕ある足取りで新幹線に乗って北方の都市へ。そこもひどい雨だった。雨にもめげず食べるべきものを食べた。実に旨かった。

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今回は北方の都市の中格的な存在である大学医学部が仕事先である。

本筋の医師のインタビューが重々しい応接室で終わり、傍筋の段になった。「先生の半生を表すブツを撮らせて頂けませんか?」こういうお願いをする。ラグビーや野球をする人ならボールとかグラブとか、ボサノバする人ならギターとか、見せて頂いてその人となりを描くのだ。じゃあお見せしましょうと先生が、スタスタと自分の部屋へ取材陣を案内をした時通ったのが、この地下回廊である。

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おおおおお!まるで防空壕(笑)違うか。大学の中の鍾乳洞ともいうべき洞穴なのだ。大きな大学なので、○号館と○号館の距離が長い。外部の人は地上を歩くが、学部生以上なのだろうか、職員専用の秘密通路がある。

「ここはフツー通れませんから」と先生。

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下って上ってうすぐらーい。低い天井からは雨漏りもしている。スプリンクラーの管なのか古くて雰囲気がある。S編集長は欣喜雀躍、小走りでした…-^^- こういうのって秘密基地か宇宙船にでもゆくようで楽しいもんだ。

帰りのタクシーでは、ぼくが何気なく『メディアテーク』を見たかったなあ…とつぶやいたら、運転手さんの意気の計らいで少し遠回りして前を通ってくれた。建築家と構造屋の知恵の結晶と言われる有名な建物。どうもありがとう。なぜか建物づいた取材になった。

その後、まだ仕事がある日だった。そこでコミュニケーションって難しいなと思った。

ざっくり書いておくと、ぼくにとって発端はメールだった。そのメールはぼくにはキツい内容だった。事実ではあっても受け取る人の心に刺さる、血のメール。だからぼくもちょと書いてしまったかもしれない。2度3度のやり取りの中で、その人を怒らせたのかもしれない。会ってもどこかしっくりこなかった。でもぼくは怒ってはいない。凹んでるだけだ。

そのとき、あの地下回廊を思いだした。人と人の心も、地下でコミュニケーションができればいいのに。違う価値観、違う建物であっても、時に秘密の地下回廊を使って通じ合えればいいのに。

寝る前にメールするかなあ。やっぱりやめた。メールってイヤな通信手段だから。

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