オリジナリティ。

これからのデザイン審査は「Googleが審査委員長」というのは笑えないけれど事実になった。

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今日は出張で西の方に出掛けた。飛行ルートの最初のうちは晴れてた。見る間に曇り空になって…

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雨が降って来た。「行く先の空港に着陸できない場合もありますのでご了承ください」って言われてもさあ…困るんだよ。

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だが機長は男だった。旅客機は揺れても着陸の意志は揺れなかった。無事山の中の空港にランディング。どうもありがとう〜!

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揺れる機内でめくった『翼の王国』に、揺れたエンブレムがあった。盗作疑惑のあれである。全日空もやっちまったね(^^; 今回の件は、Google検索という十手を持ったネット市民のお手柄である。しかしデザイン審査委員長がGoogleなんて…それもちょっとな。

この疑惑でいろんなことを思ったが、「パソコンだけでデザインなんて甘っちょろい」と思う。

我々が知るデザイナーのマリ•イイダさんは手書き。手で書いてスキャンして修正にイラレを使う。イラレだけで済ますなんてそもそも無理がある。デザインだって絵なんだから、絵はみんな鉛筆やペンや木炭からやる。自分の手を汚さない人にオリジナリティなんて降りてくるわけがない。

確信犯は別にして、マネる環境がはびこっている。

パソコンとネットのせいだ。同じような入力装置、同じようなソフトウエア、同じようにネット情報でチェックして書く。漫画もCGも課題作文も論文も似たり寄ったりになる。情報源も同じなら思考ルートも大差ないからだ。

昔の文豪は文机からこだわった。原稿用紙はもちろん帳面、鉛筆や万年筆など筆記具、和服にも窓辺に置く植物にもこだわった。詰まると出歩く散歩道もオリジナルの源泉である。缶詰される旅館だって指定だった。

要するに、苦悩だとか怒りだとか、幸せだとか献身だとか、殴ったとか殴られたとか、いろんな体験がオリジナリティをつくるんだ。

なんだかオリジナリティがお手軽になっちまった。

不肖我が輩もネットはやる。特に仕事ではたくさん参照する。だがそれはひとつのオリジナルの物語を書くためである。数行のために何晩もうなる。なんとか絞り出そうとする。これまでにある表現に勝ってやろうと思う。まねして済まそうなんて思った瞬間、終わるからだ。終わらないために日々書く。自分を書き潰してそれでも出てくるものがオリジナリティだから。

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