この人に看取られたい。

そりゃもちろん最愛の人に看取られたいが、そうもゆかないならどうするか。

今月の医師の原稿もヤマを越した。昨日ギュンと詰めて書いたので、もう楽勝かなあと思って、今朝読み返すと…中盤からダメ(^^;)。修正を入れて良くなったが、もう一度カットすればよさそう。原稿はたいへんだ。重い首と肩を、ほそーい背骨で支えて、揺ら揺らあぶねえなあと、仕事場に着いたのはお昼過ぎ。

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細切れ仕事を片付けてほっとすると、マリ•イイダがきた。同じビルにいるデザイナーさんで、依頼中のあるデザイン案を持って来た。かわいいのがいっぱいだった。それはさておき一緒に渡されたのが『ナースパートナーズ2015年9月号』、最新号である。看護師を応援する雑誌、我が拙文も掲載中(心臓外科医の尾崎重之医師の話)。

出色は巻頭の東京衛生病院の平野美理香看護師である。この看護師さん、泣けてくるよ。素晴らしい。

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幼少の頃自動車にはねられた。チャプレイン(病院専属の牧師)であった父は、娘を抱いて病院に駆け込んだ。「助けてくださったら神に仕えることをさせます…」という祈りが通じた。娘は看護師になるべくアドベンチスト会の看護学校に進学した。

その背景があるゆえか平野さんの仕事ぶりは献身そのもの。

NICUで実績をあげた後、特養に移った。そこで「看取り」と出会った。延命治療と家族の看取りに課題を感じて、看取りのデータを収集してどんな看護がいいのか研究した。東大の教授は「特養でこんなに手厚い看取りが行われているのか」と驚嘆した。それでまた大学院で看取りをするから凄い。看護部長になってからの仕事ぶりもとてもいい。これは良いインタビューです。

思えば今、あの先生に執刀してもらおう」というチョイスで病院を選ぶ。もちろん先生の執刀は決定的であるが、実は看護師と接する時間の方が長いし深いものがある。看護師の質で病院を選ぶこともほんとは大切である。

そう考えると、いずれ「あの特養に平野さんがいるから選んだ」となるべきだ。仮にボケて収容されても、人の心をもった人間だ。叩く、縛る、蹴る介護士なんてまっぴらごめんです。

高齢化時代、特養は今何万も待機がいるそうだが、特養に行くならぼくは平野さんに看取ってもらいたい。

良い医療人を書くのはありがたい仕事である。明日もそれで出張です。

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