ニッポンと日本はどう違う?

昨夜のASEAN留学生就活支援講座、テーマは「女将(おかみ)」。日本の女将、アメリカの女将の経営から“ニッポン”を学んだ。

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京都の料亭和久傳(わくでん)の女将を事例にあげて、日本の料亭のサービスを講義した。ベトナム人留学生諸君にはむつかしいかな、と思ったけれど、彼らは“芸者”をよく知っていた。しかもこんな質問までしやがった。

「芸者はエッチはしないんですか?」

あのね、それはきいちゃいけないんだ。ちゃんと教えたけどさ(笑)芸者と女将は違うぜ。(吉永小百合主演の芸者の置屋の物語『夢千代日記』を紹介したからだ)ともかく和久傳は今の女将で近代的な経営となり、従業員もお客様もハッピーだという。

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演習は「ジニーさんはなぜアメリカに帰ったか?

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CMにも出たジニーさん、有名人だった。旅館も日本も好きだった。だが2008年、彼女は消えた。なぜか?

経営していた藤屋旅館の経営方針をめぐって夫と対立したのだ。夫は東京の建築家を起用して豪華な建物に建て替えた。客室も風呂も立派だ。客単価も4倍になった。だがそれは女将として客と触れ合う楽しさを奪った。お客も消えた。ジニーさんはがっかりした。子を連れて帰国した後、旅館は倒産した。

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演習ではこんなことをみんなで話した。これは単なる旅館経営の失敗だけでなく、近代日本を象徴している。それは…

日本を失くしてゆく経済発展である。

脱亜入欧の近代から脱貧拝米の戦後で、まず暮らしから日本が消えた。次いでビジネスでも「カンバン方式」「カイゼン」が日本的だと言われる。そんなバカな。今、中小企業はどんどん倒産し“グローバル”な大企業だけが残る。

生徒がいい質問をした。

ニッポンと日本はどう違うのですか?

カタカナのニッポンと漢字の日本の違い。実に良い質問だ。恐らく、外人から見たのが「ニッポン」であり、日本人が考える日本が「日本」だ。いつの時代でもどの国でも、異国人の方がその国の文化や伝統に敏感である。

だがオタクやアキバやメイドやMottainaiのニッポンは、日本なのか?そうかもしれない。我々日本人は、あらゆる日本的なものをカタカナにして追いやった。自分たちにとっても「日本」を「ニッポン」にしてしまった。

ぼくにとって「日本」とは何なのだろうと考えた。それは「曲がった自分を正す」それが日本のような気がした。

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