患者目線

高額医療費を払うことがわかったら「限度額適用認定」である。みんな知っているのかな。

IMG_6771
市役所の国民健康保険課に行き、収納係の列にならんだ。飲食店の店頭で椅子に座って待つあの感じである。ぼくの後に奥様が座って話しかけられた。

「事前にできるなんて知らなかったわ」
「そうなんですよ。ぼくも最近知ったんです」

高額療養費制度はもちろん知っていた。かかった医療費の総額が一定額を超えたら補填してくれる制度。それは「後払い」であり、たとえば出産して30万かかれば先払いして申請後2−3ヶ月して還付される。それが今は「先にできる」のだ。

「でもウチは大動脈の破裂で」
「そうですか。ご心配ですね」
「緊急手術で助かったけれど感染症もあって…。何百万もかかったの。事前に申請できればいいんだけれど」
「大動脈瘤じゃねえ…」
「そうなの。いつ来るかわからないもの」

どうもぼくは市役所でおばさんにつかまる。以前市民課に並んでいたら、前のおばさんが「城みちるを知っている?」ときいてきた。おもわずイルカに乗った少年〜♪と歌った。それはいい。ぼくが感心したのは「事前適用」である。

たとえば標準報酬月額が28万〜50万円の人は「80,100円+(総医療費-267,000円)×1%」という式に当てはめる。ん?手術費用が12万としたら…おっと「総医療費=10割」ですね。仮に40万とすると約9万。それが上限支払い額となる。

結局は誰もが申し込むのだ。それなら事後より事前の方が患者のキャッシュアウトが少なくて済む。そればかりか事務も減るし、資金移動も抑えられる。コストダウンである。民間なら当たり前だろうが、お役所にしてはサービスの進化である。軽く感動した。

FullSizeRender(38)

実は「病診連携」も初体験である。仕事でこれまで何百回もこのワードを語り、書いてきたが、自分自身がクリニックから大病院に紹介されるのは初めて。紹介状にある「御待史」って何だろう?オンジシと読む医療界独特の敬称。それも新鮮だ。診療明細を見て診療情報提供料(1)が250点あるのも確かめた。

インタビューする医師は、よく自分が患者になってわかったことが多いと言う。それも文で何気なく書いてきたが、今実感している。何事も百聞は一見に如かず。激混みの眼科なのに、超ラッキーにも明日予約が取れた。大病院でも新鮮な刺激を受けてきたい。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中