第一稿

この一ヶ月、自分で自分を追い込めた。終えるまでひと月以上絶とうと誓ったことを絶った。文才の乏しさに何度となく絶望した。何時間もうなって数行しか書けない夜もあった。数ページ書いたぞと思っても捨て文になった。ときおりそろりと降ってくる数語をつかんでは、腱鞘炎になるまで打ち込んだ。ニヒリズム、ストイシズム、そしてカタルシス。第一稿を書き終えた6月12日、ぜったいに忘れるもんか。

とりわけこの10日間はきつかった。書けたと思えば翌日はまるで書けず、疑問が湧いては書き直し、筋を改めては嘆息した。これでいいのかおっかさん、読書家だったがあなたはちいとも文を書けなかったねおっとさん、それなのにどうしてぼくにこんな名前をつけたのさ(好文)…と運命を呪った10日間。

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ひとりで乾杯。久々のバーボン、うまかった。

対外的な入稿の締め切りがなく、誰かに読んでもらえる保証もないままに書いた創作文。本来創作とはそういうものだが、文量的にも(1ヶ月ちょいで9万字)、真剣さという点でも初めて貫けた。これまでビジネス書で数十枚、書いて捨てた某原稿でも10万くらい。今回のトータル18万字は長旅だった。

タイトルの着想は2年半前だった。タイトルだけで一気に骨子は見えたが、一人称にするか三人称にするか悩み、構成もへたっぴで、エピソードも発想できず、舞台もウロウロで、とても書き出せなかった。書き出すまで1年、書き直して書き直して1年半、放置して半年、さてどーすっか。またまた頓挫か…と思っていたら、ある方に「自分を律せよ」と直言された。よし書いてみせよう。

衝動と絶望と不屈のスパイラルで書き上げたものの、まだ第一稿。今日からがんがん修正をいれている。

bun

ものになるかどうかわからない。2稿ができたら2-3の人に読んで頂く予定。感触を得た上で社会的挑戦ですね。

といいつつ、次に書くものは既に見えている。Mさんから頂戴した着想である。その着想をメモした手帖、丁度一昨日書き上げた直後に、視界に入ってきた。するとその翌日、某イベントでMさんと鉢合わせ。あらまあ!またお会いしましたね。昨夜構成を考えだそうと思ったところですと言うと、またひとつ着想をくださった。

誰かに与えられたものでなく、自分で決めて貫く体験ーそれは尊い。それはあらゆる創造活動に通じるものだ。おめでとう(^^*)

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