恋交換

恋はどんなふうにやって来るのか。それはほんとうに恋した人ならわかっている。では恋はどうしてそこに居続けるのか。それはほんとうに恋し続ける人たちならやっている。

今日11日、『ぐるっとブレスレットワークショップ』を開催した。毎月11日の被災地支援のイベント、もう3年近く続けている。毛糸で手作りの腕輪を作って参加費311円を寄付する。平日なのに20名近くやってきた。どうもありがとう。

その模様は明日か明後日か明々後日に書くとして、午後遅めにやってきたカップルを紹介したい。

彼女はすらりと背が高い美人で(175cmくらいありそう)、彼氏はやさしいでもきっぱりとしたハンサムボーイである。手づくりに勘が働くというか、二人ともに手際がいい。少し難易度が高いこともやってくれた。仕上がりもいい。それでお二人の腕を撮るので、付けてくださいとお願いしたら…

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あれ?と思った。彼女が彼の手に巻いてあげたのは彼女が作ったものだ。彼が彼女の腕に巻いたのは彼が作ったものだ。

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最初から「ぼくは君のを」「私はあなたの」を作ると決めていた。毛糸の色合いや飾りを、どう選び合ったか知らない。なんであろうと、ぐるぐるして作ったのは相手のものだった。

これこそ恋だ。

ぼくはここ数日、恋についての創作をしながら、我が文才と格闘している。何度も何度も負けそうになった。昨夜から今朝は崖に落ちた。早朝に起きて、崖から転落死してる自分の姿を確かめようとしたら、声が聞こえた。

「オマエはどんな恋をしたんだ?」
あの時、ぼくは走りました、逃してたまるかと。
「そうだ衝動だろ、恋って」

衝動つまり行動を描けばいい。それがわかると、崖の上からするするとロープが降りてきた。ぼくはロープをタスキ掛けした。「上げて!」と崖上に向かって叫ぶと、そろりと引き上げてくれた。だが引き上げる力がまだ弱い。ロープがあと一本足りない感じ。だがもう時間切れだ。ギャラリーでボランティアを始めた。

ロープは夕方やってきた。それがぐるっとの交換シーンである。恋を強め合うのはこういうことなのだと一気に合点した。最後の一枚のピースが埋まった。

第一稿ができればそこから始められる。自分はひと皮むける。きっと恋も。

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