ササの花、さーらさら?

自然は驚きに満ちている。そして愛もまた。

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60年から120年に一度しか咲かないという「ササの花」。ササが咲くなんて聞いたことがなかった。びっくりした。なんと形容したらいいのか、虫の足みたいというか、黒い唐辛子というか、実物を見てみたい。長老によれば1955年頃に咲いてたなあ、というから次はもう見れないな。場所は「岐阜県中津川市神坂の湯舟沢国有林の林道沿い」とあって遠いからすぐには行けないけれどせめて歌うか。ササの花、さーらさら〜♪

そんな話をcherryさんにしたら、ナゾナゾをしたくなった。

「ぷるんぷるんと水を貯めて虫を溶かすツボをもったツル科の食虫植物があります、あのツボはどこから生えているか?」
「葉の先でしょ」
「なぬ…知ってたの」
「あたし、小さい頃から植物図鑑見るの大好きだったから」

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そんな簡単に正解されちゃつまらん。しかしまあ植物というのは驚きに満ちている。驚きというとなぜか映画『慕情』である。古い恋の映画、タイトルだけでも知っている人は多いだろう。

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映画の原題は『Love Is a Many-Splendored Thing』である。日本語訳の歌詞では「愛とは豪華絢爛なもの」とも訳されているが、ちょっとちがう。Many-Splendoredは「とても驚きに満ちた」が原意であり、その驚きとは「自然界の美しさにはっとする」という文脈で使われるのだ。たとえば、春という芽吹きの季節はMany-Splendoredであると。

もうひとつ意味がある。

「many-splendored thing」という言葉は、19世紀の英国の詩人フランシス•トンプソンの『The Kingdom of God』の一節からとられたという。アヘン中毒で末期は結核で死んだ詩人は、この「神の御国」という詩で、神がこう告げたと、うたう。

汝は神の国から遠ざかるあまり、
驚きに満ちたものを失っている。

宗教的な詩なので、詩人がいうmany-splendored thingがなんなのか、ちゃんとはわからないが、ぼくはこう思う。

Love、愛である。Love Is a Many-Splendored Thingというタイトル通り、愛こそ驚きに満ちている。愛の王国から遠ざかりたくない。植物の驚きを共有できる人といることが王国である。

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