無印良品のコンセプト

無印はなぜ「無」なのか?このお店は何を売っているのだろうか?

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昨夜のASEAN留学生就活“架け橋”講座、テーマは『商品・サービスがさっとわかる』。商品の本質をどうつかまえるか?商品はどう売れてゆくものか?商品はなぜ買われなくなるのか?

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わかりやすく説明したつもりだが、わかってくれたかなあ。まあいつか「そうだったのか!」と思ってくれればいい。演習の事例には無印良品を取り上げた。あらかじめ店舗を見てね、それで気付いたことを討議しようとお願いしておいた。最初の質問「無印良品は何を売っているか?

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靴、時計、鍋、コンロ、自転車、鉛筆、ファイル、ノート、スルメ(!)、植物、アロマ、冷蔵庫、洗濯機、服、化粧品、電子レンジ、布団、枕、カフェ、扇風機…

ここは「暮らし」を売っている。暮らしにあるものはだいたいそろう。誰かが良いこと言った。

「セットです」と。

そう。無印という「デザイン」「雰囲気」「テイスト」が、どの製品にもある。それで暮らしのすべてがそろう。それは何だろう。

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お店の床で何か気づいた?壁や什器(じゅうき)、照明や天井では?そこまではさすがに気づかない。答えは「目立たない」素材であり色でありモチーフである。

店員はどう?スターバックスと似ていない?と問いかけたら反応があった。無印の店員はどの人も似ている。みんな無印が好きな人。スタバでも店員が皆似ているのは同じ理由だ。店員もまた「店の雰囲気をつくっている」のだ。

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余談だが、無印良品よりドン・キホーテが好きという学生が多いのは閉口した(笑)

講義の最後に<ヒトガタ>を書いた。出典は無印良品のデザイナーでもある深澤直人の著書『デザインの輪郭』にある。画像左は「人は外圧=ストレスや悩み、寒暖、花粉などにおされ」「内圧=がんばる、耐える」で保っている。そのバランスで生きるのが人間である。

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画像右は無印良品である。部屋という外と、自分のテイスト•個性•色•暮らし方という内がある。その境界線にあるのは家具や家電や服や小物である。内と外をできるだけ一体化する。つまり環境と調和する生き方、それを売っている。

講義のためにぼくも改めて無印を歩いて気付いた。

「ここはお客さんの個性が主役だ」

だから商品の個性を排除する。日本的な思想=無に通じる。それが無印というコンセプトである。

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