宅配便への感謝

この包みは郵便局の宅配便である。なぜ送り状が無いのか、その話をしたい。

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あ、5時!

仕事場から家まで1時間かかる。6時までに帰りたいわけがあった。未配達の宅配便の再配達依頼を「18時〜20時」にしたのだ。その後の「20時〜21時」の方が確実だが配達の人が可哀想だと思った。

ところが到着が10分遅れた。ポストをのぞくと、あらら…もう来ちゃっていた。

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すみません、、、と、部屋から電話をかけた。出たのは「あれ?」というおばあちゃん声だった。

「郵便局です」
「すみません、○○ビルのごうですけど、帰宅が6時過ぎちゃって」
「ごめんなさいね、大丈夫、今日中にゆきますからね
謝るのはこっちだ。すごく丁寧である。10分とはいえ、ごめんなさい約束守れなくて。

19時半頃、ピンポン〜♪と鳴った。再々配達である。玄関扉を開けると郵便局の制服を着たおばあちゃんがいた。髪の毛は真っ白で、ポニーテールで縛っていた。背筋はわりとしゃんしている。でもどう見てもおばあちゃんである。70才くらいだろうか。

「遅くなりました」
「いえこちらこそお約束守れなくて」
「それがね、配達受領書が見当たらないの。クルマの座席の下に落ちたんだろうけど、ほら夜は暗くて。暗くなると目がね。探しても見つからなくて。だからこれを剥がして、ここに受領印をもらえますか」

もちろん。おばあちゃんはビリビリと剥がしだした。剥がした受領書にサインをと、ペンを借りようとすると、

「あらどこいっちゃったのかしら」
「いいよぼくの自分のを取ってくるから」

机からペンを持ってきてサインした。伊東屋のオンラインショップで買ったものだ。

いろんな妄想が広がった。おばあちゃんは独り暮らしなのだろうか。夫に先立たれたんだろうか。年金だけじゃ暮らせないだろうか。趣味と実益を兼ねてという仕事ではない。腰は大丈夫だろうか。ぼくの荷物は軽いが、中にはワインや米や洗剤など重い配達物があるよな。運転はできても目は心配だ。白内障かなあ…

正直、ぼくも貧乏である。運転免許はあるが、配達仕事は体力が無いからできそうにない。目も悪いので絶対事故を起こす。おばあちゃんのように働けない。

できることはせめてオンラインで買うのを止めて、店頭で買うことだ。前に「重いから」という理由でネットでお米を買ったことがあった。もう二度としません。

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