人生のティッピング•ポイント

マーケティングに“ティッピング•ポイント”という用語がある。ある点から一気にその商品の市場になるという概念である。オセロの盤面で、白から黒あるいは黒から白へ、ざぁーっとひっくり返すような感じだろうか。

掃除にもそんな瞬間がある。汚れに勝つ瞬間である。

アパートに住みだして最初の頃は、なんとなく不潔だった。アパートだから仕方ないと思っていた。それまで家庭内不和もあって掃除をする習慣がなかった。埃に弱い体質なのでやりたかったのだが…

そこで引越後は毎朝掃除を日課にした。

まるで修行僧のように拭き掃除をし、床にモップをかけ、トイレや風呂も掃除して、時にアパートの階段の手すりを拭き通路を掃く。それから書く。仕事をする。掃除が朝の儀式になった。

掃除をしだして3ヶ月かそこら経った頃、各所の光り方が違ってきた。ほんの少し拭くだけで綺麗が保たれるようになってきた。トイレに座ってドアを見ると、感じる。

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ぼくは洗剤を使わない水拭き派なので、実際にはバイ菌がいるかもしれない(^^;)だが、間違いなく「綺麗が勝つポイント」があった。洗面の床タイルも、サッシのガラスも、部屋のフローリングも、勝っている。

もちろん、勝ち続けるためには毎日しなければならない。イチロー選手が毎試合後、グローブとバットを磨き、身体にマッサージをするのも同じことだ。イチローにはなれなくても、イチローと同じことをしてリトル•イチローになることはできる。掃除というものに、もしも魔法があるとすれば、「勝つポイントを越える」ことを日常的な作業に味わえることだろう。

問題は自分の仕事や生き方で勝つことだ。

中途半端に終わって、ひっくり返しきれないうちに止めてしまうこともある。ぼくも幾つもある。とりわけサラリーマンでは異動や転職でも途中で終わることがある。まして勝とうと思えない仕事であれば、ティッピング•ポイントなんてまず意識もしない。

でも何もかもでポイントを越えられないのはつまらないじゃないか。ひとつやふたつ、自分の方に向かって、ひっくり返したくはないだろうか。

ぼくは二つだけある。ひとつは良いものを書くこと。読者が書店の床でひっくり返るようなのを書きたい。もうひとつは、恋で相手をひっくり返したい。自分は簡単にひっくり返るので(笑)問題は相方である。自分を毎日磨いて光らせたい。頭皮じゃないよ(^^*)

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