健康診査結果の真実

健康診査の結果を聞きに行った。受診はひと月以上前、どの検査もその場で問題なさそうだったし、こうして生きているんだから大事は無いのだが。

受付後、神妙に待っていた。呼ばれて入ると高齢でニコニコする先生がいた。 i 医師はしばらくぼくのレントゲン写真を観て、うんと頷かれた。

「全部、異状なしですね」
「ありがとうございます」
「目だけちょっとね、白内障の気があるけれど、年を取ると目は弱くなるものだから」

medical check
白内障に「○」がついて、<両側、経度>とあった。やっぱり…。最近とみに視力が落ちたのを感じているので。

「年とれば耳も聞こえなくなるンです。若い時には聞こえていた音が、上と下が聞こえない。指揮者なんか聞こえているんだろうかと僕は思うんだ」
「確かに高齢の方が多いですね」
「だから目もね、しようがないんだ」
「レーシックを日本で最初にやった眼科医が、後であれはダメと言っていました」
「5年10年はいいけど、それ以上はわからんからね」

ぼくは仕事柄そんな医師を知っている。丁度昨日インタビューした医師は、心臓分野だった。それで思い出して、ある弁置換手術で400-500万円もかかる処置があります、高額医療費で本人支払いは限度があるがと言ってみた。 i 医師は頷いた。

「弁を入れると身体障害者手帳を持つ。つまりその後の医療費はタダになる」

すべてが国民医療費に跳ね返り、みんなが払うことになる。誰も健康でいたいが、経済発展と技術進歩のために、どこまでいくらで治すべきなのか。

白内障でも経度なら仕方ない。腹がクロい人もシロと見える。女性は色白に見える。本人も言われる方も幸せなのだ(^^*)でもHONDA S660は運転したいかも。その時は白内障レンズを入れよう…

「1ミリだ2ミリだと騒いでいるのに、検査するだけで5ミリシーベルトも浴びるんだよ」

CTのことだと察して、あとで調べると10ミリシーベルト(!)もあるという。原発の作業員が100ミリで限度、なんとその1/10の被爆量とは…

誰もが未病、弱くなり病気になり死ぬまでの過程にいる。その時までどんなコンディションで過ごすか、その人の「欲」次第なのだ。寿命と共に生きるのもまた自然である。ぼくは色白に見える愛する人の膝の上で死にたい。その日まで体はできるだけ自然に弱くなってほしい。

i 医師は実に正しい。頭を垂れて診察室を後にした。

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