ヴィンテージの楽しみ

能力的に弾けないだけでなく、物理的に弾けない。修理しようとすると一筋縄ではゆかなかった。

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ギターである。ある方から譲って頂いた木曽鈴木のアコースティックギター。ドレミから練習だね〜っと弦を張り替えた。見よう見まねだが結構上手に張れた。ところが50年物ゆえにヘッドの“ペグ”のひとつが摩耗している…

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5弦の弦巻を回すとカツンカツンと空回りする。交換だなあ…とネットで調べると“ピッチ”があるという。穴の間隔である。測ると32ミリで、どうやら古くは32ミリ、今は35ミリらしい。それを頼りに御茶ノ水の楽器店に行った。

黒澤楽器、下倉楽器にはパーツがなく、イシバシ楽器で35ミリの中にひとつだけ見つけた。一連モノは無くバラで装着するタイプである。これでゆけそう。…と家で交換せんすると…なんと穴の直径が合わない!買ったのは9ミリ、ぼくのギターは6ミリだった。

なあんだ、穴も問題なのか(^^;)店で相談してみようと翌朝再びイシバシ楽器へ。事情は通じたが6ミリが無いという。そこでcherryさん登場。

「かくかくしかじかなんだ」
「しらべてみよう」

…と調べてくれた。なぁんと同じメーカー(キクタニ)から、ピッチ32ミリ+直径6ミリが発売されているじゃない!楽器屋で取り寄せてもらおう!と再び夕方に行った。

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すると…在庫があった(^^)店の人が見過ごしていただけだった(笑)。これで交換できそうだ。

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どうやら世の中の<ヴィンテージ•ギター再生者>は、この問題に直面している。35ミリ穴に合わせるため、既存の穴を木片で埋めて穴を開け直しただの、6ミリの穴をドリルで大きくしただの…いるわいるわ冒険野郎たち(笑)KIKUTANI GM-SPを買えば800円ほどで直せるので。

しかしヴィンテージ品を治して磨いて丁寧に使うのは楽しいものだ。

ぼくの住処には50年物が他にもある。電話台や卓袱台(ちゃぶだい)、双眼鏡や望遠鏡…。30年〜40年物ならレコードやレコードプレーヤー、カセット録再プレイヤーもあるし、祖父の形見の英英辞書に至っては100年もの(!)である。

引越で捨てなかった本も歳月を重ねて、「今ならもっと理解できるだろう?」と再読せよ囁いている。

歴史ある物に囲まれ、それを大事にしてゆく。これこそが豊かな生活なんだと思う。おっとギターは弾ければね…(笑)

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