脱力文

昨夜から10時間寝て、13時間仕事をした。ぐっすり寝るには脱力するに限る。しっかり仕事するにも脱力するに限る。

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疲労困憊して体調を悪化させた。昨夜は8時に就寝して、朝6時までぐっすり眠れた。変な夢は見たが、起こされるほど変ではなかった。疲れきっていたからだろう。生半可の疲れだと、睡眠も生半可になる。一昨夜は生半可だったのでうなされた。イベントのお客さんが夢に出て来て、ぼくはそれに抗っていたようだ…(^^;

そして締め切りが過ぎた原稿である。どう書くか構成は決めていたから、書くだけである。とは言いつつ、構成メモを超える内容にどうアゲていくか、それは文の神様からの授かり物である。7500文字書いて2−3カ所で降りてきたので、今日のところはヨシとするか。重要なのは「降ろす」のではなく「降りる」ことである。降ろすのは良い文にはならない。自然に降りてきてほしい。

良い眠りにも、良い文にも通じるのは、脱力である。身体だけでなく心の力も抜いて、脱力できれば、ぐっすり眠れてしゃんと起きれる。仕事もずんと貫けて持続できる。

ちょうど原稿の中の名医にも「脱力が大切」と言わせてみた。もちろん彼自身そう語ったのだが、その記憶があってワークショップのイベント中、切り絵の図案師の古城里紗さんの言葉に反応した。彼女はこう言った。

「綺麗に切るのは力を抜くことですね」

伊勢型紙の世界に入った彼女は、デザインカッターで非常に細かい切り絵を抜く。まるで外科医の手技のような細やかさだ。それを美しくする秘訣が“力を抜くこと”だという。ピンときて訊いてみた。

「どうやって力を抜くことができたんですか?」
「見たからです。凄い型紙作品をたくさん見て、それから型紙師の切る姿を見て、手を見て、もっともっと見ていたら、力を抜いて切ることができるようになりました。そうしたら疲れなくなりました」

確かに外科医といい、伊勢型紙師といい、プロは疲れを知らない。それは余計な力が入っていないからだ。力を入れずに力を込める技を身につけているからだ。プロの技を盗む秘訣が「見ること」というのは単純だが、単純ゆえに誰もが簡単には会得できないのかもしれない。少なくともぼくはキーボードを打つと肩が凝る…(笑)

だが脱力を、流れに身を任せて書くと言い換えると、そうなりたい。緻密すぎることなく読みやすく深いものを書けるようになりたい。

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