前のめりのサックス、ボビー•キーズ

Bobby Keys/ボビー•キーズ、死す。昨日のことだ。忙しくて気づいたのが(時差もあるが)今日の午後。キース•リチャーズと同じ今月18日の誕生日を迎えられなかった。先月のオーストラリア•ニュージーランドツアーに参加できなかったから、もしやと思ったが。

Bobby Keys and the Suffering Bastards

サキソフォンの名手として、ローリング•ストーンズの準メンバーとして活動した。十代でロックンロールを創ったひとり、バディ•ホリーとプレイしてから60年代にストーンズと会った。テキサスでストーンズが、バディ•ホリーの“Not Fade Away”を録音していたのがきっかけだった。

ボビーが演ったストーンズの曲では『Can’t You Hear Me Knocking』『Live with me』そしてもちろん『Brown Sugar』などが代表だろう。ボビーが吹き出すと東京ドームも燃えましたね。

なんで燃えたんだろう。彼の死であらためて考えた。考えながらLive with meを「サックスがイイ」かどうかで幾つかの音源で聴いてみた。これは98年の『No Security』がぐっときた。

もうひとつ、Brown Sugarはマーティン•スコセッシの映画『Shine A Light』がよかった。

両曲だけでなく、ボビーのストーンズとの演奏に共通するのは「前のめりのサキソフォン」である。ストーンズの音楽はボーカルが叩き付け、ギターがかき立て、ドラムスが煽り立てる。ベースは置いてけぼり(笑)その中でサックスは間奏なのに、もっと昇りつめろと攻めてゆく。いわば進軍ラッパだ。

そもそもサキソフォンはリズム・アンド・ブルーズやジャズに合う楽器である。クラシカルのホーンと合わないため、軍隊の行進やブラスバンドで吹かれたという。米国南部に広まりブルースに出会った。まさに「突撃〜!」のラッパだった。

そんな歴史を背負い、なおかつブルースとロックンロールを合わせてオリジナルを創りだそうというストーンズの思いを一番よくわかっていた。ストーンズがポップスに寄り過ぎず、かといってブルースにも寄り過ぎないのは、ボビーの影響も大きい。

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聴き始めて40年、楽しませてくれてありがとう。RIP。

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