良き島国根性よ!

今週の留学生就活教養&リーダー養成講座の講義資料を作っていた。テーマは『日本流』。

成功した日本流も、失敗した日本流もいっぱいある。海外がメインマーケットになった浮世絵から、マクダーナルズを“マクドナルド”と呼ばせた藤田田、本家の効率性を凌駕し、商品開発力で拡大したセブンイレブン、先頃中国撤退を発表した餃子の王将までいっぱいある。

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その成功と失敗は何で分れるのか?ぼくは独自の三原則を発見した。まだ内緒(笑)講義をした後に教えようかな。

さて講義資料をまとめた後で、あらためて日本流の本質は何だろうか?とさらにツッコンだ。ふと浮かんだ言葉は、意外にも(かどうかわからないが)「島国根性」である。

案外正鵠(せいこく)を突いている我ながら(^^*)。辞書上の意味は「視野が狭く、閉鎖的で、こせこせする性質」。そんな悪い意味もあるけれど良い意味を考えよう。

第一に島の砂浜に打ち上げられたものを「拾って価値をつけて」きた。

大陸の発想に付加価値をつける。例えばひらがなを生んだ文字はそうだ。カレーライスやカレーパンもそうだ。洋画ジャンルをつくったアートも、iPSで世界をリードする西洋医学もそうだろう。吸収•模倣的創造と言うべきか。

第二に「大きな島国」をつくってきた。

昔、大陸を知らない人びとは、果たして日本を“島国”として見ただろうか?むしろ南北に細長い土地をひとつの世界として見たかもしれない。だからこそ大きな島国では、文化や芸能、市場や商業やモノづくりが各地で育った。現代の経済成長も国内が巨大だったからだ。

第三に島人の「これっきゃない根性」である。

痩せた土地しかない。荒れた海しかない。寒冷地しかない。これっきゃないからそれを生かすしかない。おとつい食べた凍み餅は冬のお八つの楽しみ、まさにそれ。ところが現代は貿易が盛んになり、さらにネット時代となり何でも世界から入手できる。これっきゃない意志が消えてきた。

こうして見ると島国根性って意外に良いんじゃないか。閉鎖的になれ、愛国心を持てとか永遠のゼロみたいな狭量なことを言ってない。世界のどの国にも通じる人類の普遍的な営みの原則を、この島国人は持って来た。日本市場がダメなら海外へという単純な経済的強欲に走るのではなく、島国の知恵と根性をもっと見つめたい。

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いいですか、これはラスクじゃない。凍み餅です。

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