笑う手相

自分の手相にコンプレックスを持っている。あなたの手相はよくないと思わせぶりに言われたことがあるからだ。

teso

大学時代のことだ。ある霊感のある女性がぼくの手をつかんでじっと見た。上目遣いでこう言った。
「全体に線が薄いわね」
「そういわれればそうかなあ…」
「良く言えば物事に執着がない、悪く言えば深くコトを行えない」

その後ぼくは転職を2度した。それがそれであれば当たっていたことになる。

「オマケに…」
ぼくはごくんと唾を飲んだ。
「運命線が錯綜しているわ」

運命線とは、中指の付け根から手首に向かって下りゆくスジであるが、確かにぼくのはよれている。所々ナナメ線が入って寸断されている。それがよくないと言うのだった。

打ち拉がれたわけじゃないが、どうも彼女の言葉が、ハンガーからズリ落ちかけたシャツのように引っかかっている。もっとも手相が運命を決めると盲信しているわけじゃない。相棒cherryさんが「そんなの手の皺」と一刀両断すると「そうだなあ」とうなずくし、たまに手相の話になると霊感女の言葉を思い出してグレーになる。

ところでここにきて、ぼくの人生にもうひと波ありそうだ。

それが手相に表れているのだろうか?じっと我が手を見ても……わからん(笑)何しろ運命線が「下から上へ年を取る」とさっき知った。生命線と同じく「上から下へ」だと思っていたくらいだから…(^^;)

そんなもんだ。しょせんはシルシに過ぎない。運命ラインや運命シワに右往左往するより、もっと大事なことある。

それは「大切な人の運命を変えてみせる」という心意気。じっと手なんて見てないで、誰かの運命に目を向けようじゃないか。その人が試練薄幸の難破船に乗っているなら、順風濃幸のヨットに乗せ替えよう。手相を見るよりも、握りコブシをつくって力をこめて「やるぞ!」と吠えた方がいい。

それでも手相が気になるというなら、大切な人の手と自分の手を重ねあわせて「手相をどうやって変えてゆくか」語り合うといい。手相に影響を及ぼす誓いを立てればいい。手相に使われるな。手相を使ってやろう。運勢を大切な人に引き寄せよう。そうすればきっと手相も笑い出す。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中