新聞は誰のもの?

「新聞ネタにはならない」というフレーズがあるが、ネタはどこから来ているのか?政治経済社会芸能スポーツ…元をたどれば「人の活動」から。

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今夜のMP研ASEAN留学生就活教養&リーダー養成講座、事例テーマは「新聞はどこにゆく」新聞購読者数は年々低下。電車の中で新聞を読む人をとんと見かけない。まして数百アイテムの価格を暗記し、一度に5人の客を相手にできるキオスクの販売の達人は消えた。

購読収入5割、広告3割、その他2割と言われる新聞業界、“その他の比率”がどんどん高まる宿命にある。ひとつ命題がある。「なぜ大新聞は潰れないか?

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それは放送、広告、不動産、レジャー、スポーツなどの事業を抱えているからだ。企業規模が大きいから潰れにくいのもあるが、何しろ記事の火元をおさえている。イベントを開いて記事を作り、新聞で広めて、広告やチケットや入場料、有形無形のいろんな収入を得るーこれが新聞事業のからくりである。欧米の新聞社は「報道をする」のに対して、日本のそれは自分から「報道をつくる」のである。だから強い。

とはいえiPhone、iPadの出現以降、時代は電子ニュースへ。いずれ紙媒体は減り、購読者数は半減する。そのとき何が起こるか?

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電子新聞時代には、どんな収入源で新聞社を運営すべきか?」これが今日の演習のテーマである。結果はおもしろかった。

最初のグループの発表は「MY Page」というコンセプト。新聞の中に自分のページをもつ。ページ内には、誌面の記事に対する意見があり、広告や宣伝も載せてもいい。読者がお金を払って「ページという場所」をもつという。よく分からないがなんだか示唆に富む。読者がニュースを作る新聞実験は失敗したが、未来の新聞は「発行物の購読」から「購読しつつ利用する」ものになるのだろうか。

次のグループは「翻訳収入」。日本語は海外配信に弱い。国際新聞になるため翻訳に注力せよ。もちろん朝日も読売も日経も英語紙はある。だが内容は本紙に劣るし翻訳も遅い。国内にこだわれば縮小しかない。ASEANに伸びてゆくか。

最後のグループは「教育収入」。昔の人と違って今の人は新聞を読まない。その理由のひとつは「むつかしい」。電子化で「短くて読みやすい新聞になる」ことで収入を得るという。確かに池上彰がもてはやされるのだから、ありそう…。

ネットの出現で「誰が新聞をつくり、誰が読むのか?」という原点が揺さぶられている。主義主張をしたい人、外国人、文字に弱い読者…彼らの答えから電子化の時代の根っこが見えてきた。


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