文具は人生そのもの

文具には個性や成長や生きざまが反映される。他のどんな商品よりも強く。ぼくはそう思う。

今夜はMP研ASEAN留学生就活教養&リーダー養成講座、今週の事例テーマは『文具』。商品開発やマーケティングのポイント、町工場の文具開発事例など、モノ余りの時代の文具の魅力とはなんぞや?を講義してみた。

ぼくは文具にずいぶんお金と時間をつぎ込んだ。とりわけ筆記具と手帳にはこだわってきた。自分のノートを見つけようと、買っても使わず捨てたのも多い。システム手帳は10冊は軽く買った。ペンは数えきれない。買ってすぐになくしたし。結局今残ったのは三つの文具だ。

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野帳』(コクヨ)は不朽の名品。このシンプルでテッパンな手帳は死ぬまで使うだろう。今は野帳そっくりノートを手製本するほど。筆記具はシンプルな鉛筆に尽きる。そのお供は『スタドラーの鉛筆削り』。280円でよく切れる。最近買ったラミー万年筆『Safari』は、色といい持ち感といい重量といい書き味といい、傑作ですね。

ぼくの文具はどんどんシンプルになったが、今夜の講義で若い学生たちに自分の好きな文具を語ってもらった。

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金属針不要のホチキス、消せるボールペン、多機能ペン、可愛いノート、自分にぴったりの手帳、いろんな文具を紹介してくれた。ついでに自己紹介で日本語プレゼンのも面白かった。どうもありがとう。

若い人の文具への思いを聞いて、ふと気づいた。「文具のユーザーは年を取る」。

学生時代、手帳は持ってなかった。手帳はやはり社会人から。社会人になると、新人として仕事を覚えるためにどうすればいいか?手帳、筆記具、ノート…を工夫しだした。それは「仕事にフィットする」ためだった。

次の段階は仕事をより良くできるよになるため、勉強し資格をとり、人より上手い表現をプレゼンをする…優れた社会人になるために文具を凝り、自分なりに工夫をするようになった。いわば「その仕事を越える」ためだった。

もっと年を取るとガチャガチャした文具は不要になった。自分のスタイルでシンプルな文具をシンプルに使いこなす。自分に合う文具が自然にわかるようになった。それは「自分を見つける」ことだった。

つまり文具には仕事の工夫や自己成長、自分の世界づくり、つまり生きざまが反映するものだ。皆さんも自分の文具のヒストリーをたどってみよう。


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