ビジネスメディアの感動方程式

メディアプローブ主催のセミナー『2013年“ビジネスとしてのメディア”方程式をどう解くか?』に出かけた。主目的は藤村厚夫さん(モデレータ)と吉岡綾乃編集長(ビジネスメディア誠)のご尊顔を拝するためでした。

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テーマはウエブサイトのビジネスで、制作•配信•収入の実態、そして今後。

お二人に加えて、角川アスキー総合研究所の遠藤諭さんのお三方ですから、予想通り話はあっちへ飛び、こっちへ返って来ず(笑)。でも「ん?」と思ったのはメディアの運営収入の話。ビジネスメディア誠は広告収入ほぼ100%ですが、ポツポツとメルマガ、購読収入や記事課金収入を得るメディアも出てきた。でも商売はまだまだ…。

さらにSNS流行りで記事の読み方も変わった。朝日や読売のサイトから記事を読むのでなく、誰かのリード、ぼくなら藤村さんや吉岡さんのFacebookの書き込みから読む。つまりメディアのトップページをすっ飛ばし、当然広告もすっ飛ばしている。広告が読まれないという大問題。そう言えばぼくのブックマークも、前は日経や朝日がトップだったが、今ではFacebookがトップ。

さらにハードウェア=スマフォやタブレットなど4〜9インチと多様化したため、サイトやアプリの開発•運営もたいへん。ビジネスメディア誠はそんな環境下で、誠TV(ニコ動)、メルマガ、有料メルマガ、コンテストなどたくさんトライアルしてきたのは偉い。

ただ遠藤さんが「メディアはテクノロジーだ!」と叫んだのは「?」。技術サービスに特化せよというなら、それは極端で間違っている。メディアは技術だけじゃない。そこでぼくは、最近一番感動した記事を思い出した。2013年1月9日の『Gabby Giffords to start new initiative』である。

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ちょうど2年前スーパーの駐車場で、ギフォーズ下院議員が男から銃で頭部を撃たれた。19名が撃たれ6人死亡。9歳の女の子も死んだ。今、元議員は復帰に向けて懸命にリハビリしている。彼女へのインタビューをポッドキャストで聴いた。画像左が撃たれる前、右が今のギフォーズ氏。

インタビューで元議員は、喋ろうとして懸命だが後遺症で言葉が出ない。夫に促され、ようやく言葉を見つけて、しぼりだす。

It’s been a long two years?
oh, ……so slowly, so slowly.
Tell me what is the happiest part of your live on these days?
Family.
Then hardest part?
Everyday.

インタビューアー:2年間は長かった?
ギフォーズ:ええ、とてもゆっくり、ゆっくり…
この2年で一番幸せだったことはなんでしょう?
家族。
では苦しかったのは?
毎日。

聴いていて涙がこぼれた。なんで米国は銃が買えるの?なんでキチガイに持たせるの?もういいかげんしろよ銃社会!(英語の記事はこちらこちら

セミナーでは藤村さんが“メディアの方程式”で締めくくっていたが、ぼくが思うメディアの成功方程式は「感動のコンテンツ×広まり」である。クォリティある記事とそれを広める人びと。ウエブは記事がいつでも読めるし、SNSで広められる。紙より有利だと思うのですが…。


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