地下鉄コンペに応募しよう!

銀座線が生まれかわる。日本最古の地下鉄が開業85周年を記念して、すべての駅でホームや改札をリニューアルする。

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浅草から上野、秋葉原といった下町繁華街、三越前から銀座、新橋など日本の商業中心、虎ノ門から赤坂見附あたりのビジネス街、そして表参道から渋谷までのトレンドタウン。最初の地下鉄らしく、東京のいいとこどりしているのが銀座線。

何を隠そう、地下鉄の中では銀座線がいちばん好き。そのワケは地表から近くて利用しやすい。駅舎もオドロオドロしくなく、こじんまりしているし、車両が短くコンパクトでなごめる。たくさん電車が来るので待たせない。新型車両もこじゃれてる。

以前、うふふマーケティングに『忘れられない“わたしの小さな地下街”たち』を書いた。この中で銀座線の地下街を取りあげた。今は「アトレ」などで綺麗になった上野駅の商店街、昔は一杯飲み屋がありましたね。サラリーマンの味方、新橋地下街はドヤドヤしていてイイ。見逃しがちだが京橋出口、明治屋下から階段を上がる風情も好き。

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浅草駅のタイ料理屋『モンティ』への6番出口にはまだ“戦後”が残っている。そして何より「消えた須田町ストア」がイイ。

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神田駅が開業した1931年の翌年(昭和7年)にオープン。神田駅の北口から須田町交差点方面までの地下通路70mに、最盛期には23店舗が営業していた。ホームの端に看板だけが面影を残している。

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今はただの地下通路。最後の2店は靴屋と散髪屋だった。靴屋ではサンダルとスリッポンのビジネスシューズを売り、散髪屋ではレトロな店主がはさみを握り、銀髪のお客を座らせていた。今はただの地下道である。

神田駅と末広町駅の間には『東京地下鉄万世橋駅』があった。神田駅の開業と共に閉鎖された。この駅の地上には『国鉄万世橋駅』があり、さらに都電、いや市電のハブがあり交通の要でもあった。

東京メトロではリニューアルを機に、上野、稲荷町、神田の3駅のデザインコンペをする(申込受付12月20日から2013年1月23日、提出は2013年2月13日17時まで)。消えてゆく下町をじんわり残したデザインになってほしい。神田駅ならではモチーフを駅内に散らばせてほしい。

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たとえば市電の面影、エレキタウンが交差する須田町交差点、真空管やレコードプレーヤー、万惣フルーツパーラーのホットケーキ、マンカツサンド、石丸電器やラオックスの看板…銀座線は東京の歴史を背負っている。東京の地下文化をになってきた。神田にはその香りがまだいっぱいある。地下鉄コンペに応募してみたい


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