路地LOVEの戯れ言

The Atranticの良記事『10 Techniques for Making Cities More Walkable/もっと歩きたくなる町をつくる10の方法

largest

Walkable City』(Jeff Speck著)によれば、町をもっと歩きやすくするには10の方法がある。“自動車第一主義がアメリカの町を破壊している” “路面電車をもっと” “駐車場を大きなものに集約せよ” “木を植えよ〜歩くのが楽しくなる” “建物を個性的にしよう”などおもしろい提言ばかり。とくにYESと思ったのは“自転車ウェルカム”だな。

tumblr_m1wjxypPrM1qzdzbuo1_1280

クラシカルおっぱいサイクリストと一緒なら、なおさら(笑)。オナゴ自転車にやさしい道路がたくさんある町は、歩道も車道も整備されている。だが日本はどこでも自動車ファーストで、そのおかげで中心市街地は衰退し、ショッピングは計画商店街(モールのこと)ですませ、路上で遊ぶ子供はいなくなった。

hodo

自転車マークを消している工事を見た。横断歩道から自転車を締め出すのだ。でも駐車いっぱい、坂道いっぱいの車道走行は危険。年寄りには無理です。やさしくない町をつくる国だ。長い時間をかけていいから、道をよく作り直してほしい。クルマが少なくて、自転車が走りやすく、人が歩きやすい町がいい。

そう、ぼくは“路地LOVE”なのだ。

両手をのばすと壁と壁に手が届く道。しかもまっすぐじゃなくてクネっている。塀の下から猫がひょいと顔を出し、向かい側の塀の奥に消えてゆく。曲がるたびに個性的な家が壁を寄せ合う。軒先の陰影が美しく、雨樋がすっくと立ち、ポストは家の口みたいにパックンしている。木々が枝をのばし、葉と葉がおしゃべりし、柿やザクロの実が笑いかけてくる。ジャンプして取ってやる。そういう路地が大好きだ。

都市計画という無粋な法律が、人が長い間踏み固めて作ってきた路地を、どんどん破壊し、合理とスピードという表書きで生活美をはぎとっていった。

開発者は新なんとかという町を造っては、まっすぐで広い道をつくり、住宅と商店の集合化で儲けてきた。まっすぐの道の裏手は、またまっすぐである。街区も四角、公園も真四角、空まで四角形に見える。

『10 Techniques for〜』にはこんなまとめがついている。

伝統的な知恵では第一に強い経済をつくり、それが人口増加と生活品質向上を導く。だが今ではその逆が正しいようだ。第一に生活品質の向上、それが住民と仕事を引きつける。The conventional wisdom used to be that creating a strong economy came first, and that increased population and a higher quality of life would follow. The converse now seems more likely:  creating a higher quality of life is the first step to attracting new residents and jobs. (Atlantic Cities)

歩きたくなる町づくりーそれは歩いて楽しい路地を残すこと。地上げして、デカくて計画的なタウンを作ることじゃない。それで人びとが幸せになったとぼくは思えない。


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中