ことばの決算

貫禄ナシのぼくが代表の会社、株式会社ことばは9月1日より新年度を迎えた。2009年9月1日設立なので丸3年生き延びた。これも皆様のご支援のタマモノです。

決算セールをするほど儲かってないので、配当は心の中だけね。なにしろぼくが「利益が出せるならMac Book Proを買おう」と言うと、会計担当者は「創業費の償却の方が先」とニベもなく断りやがった(笑)。しっかりしとる。なお税法上は開業5年以内に任意償却できる。

人を雇って起業する器量もない自分が、なぜ株式会社をつくったのか?

実もフタもないのだが、独立後収入が減り貯金も減り、ピンチを迎えた。そこでお金をかきあつめて資本金を積んで、それを食べつつ再生を図ろうとした。V字回復なんてあるわけもなく、U字かW字の低空飛行で、毎月お腹を地面や海面スレスレで、なんとかオスプレイのように墜落せんできた。

消極的な発足であったが、振り返れば株式会社の設立は重要なきっかけだった。3つ挙げよう。

ひとつ目は「ことばへのフォーカス」。

株式会社ことばという風変わりな名前は相棒cherryさんの命名。ぼくが「ナニナニ企画というのはどうかな」と言うと「ノンノン、郷さんがこだわるのはことばくらいでしょ」と言った。それでことばでいくか…ぼくにできそうなのは作文くらいしかないと肚をくくった。

ふたつ目は「社会のために働くこと」。

起業はたいていうまくゆかない。その理由はいろいろあるが、せんじ詰めれば2つしかない。「自分の利を中心に考えるから」と「社会に対してどんなことをするか説明ができないから」である。

自分に利をと考えているウチは誰も信用してくれない。社会にどんな貢献ができるか示せないとうまくゆかない。HONDAの理念の三つの喜び(造る喜び、売る喜び、買う喜び)はそれを示している。みんなが喜ぶからお金は巡る。

みっつ目は「自分を揺るぎなくすること」。

社会が求めることをするのは、自分がしたいこと・できることを広げたり絞ったりすること。それを阻んでる“プライド” “経験値” “世間体”をひっぺがし捨ててゆくプロセスである。揺るぎない存在になるために、井出留美さんが良い質問を投げかけていた。

自分の仕事の半生を振り返って、ずぅっと貫いてきたことを、動詞ひと言で言うとなんですか?

質問を受けて答えた方は素晴しい答えだった。だがぼくのはちとハレンチ。「剝いてゆく」かな。自分を剝く、裸になる、オナゴのヌードが好きだから(笑)。あなたは何でしょう?考えてみてください。

さて株式会社ことば、4期目への抱負をぴょんと。

1、ことばで人を動かす文を納品します。
インタビュー、商業文などの受注仕事。キーワードは「spark(着火)」

2、ことばで心を照らす作品を創造します。
エッセイと物語創作。「light(照らす)」

3、ことばでアートを楽しむ文化を広めます。
くらしクリエイティブutte事業。「spread(広める)」

火を点けて照らして地球を明るくする、なんてかっこいい(笑)。とくにアート事業は逆転の発想でテコ入れします。今期もよろしくどうぞお願いします。


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