ぼくのセカンドハーベスト

ぼくは「あの日」から「自分のセカンドハーベスト」を考えてきただろうか。いつの間にかブレていないだろうか。

今日ビジネスメディア誠にアップした『ボランティアってどんな気持ちになるんだろう?』を書くのは、ある意味かんたんじゃなかった。一読されて“ボランティア記”に過ぎないと言われるかもしれない。でも裏にはたくさん葛藤があった。

それは「3.11」である。

記事では、セカンドハーベスト・ジャパン(余剰食品を企業から回収して、フードバンクとして困った人に調理したり配ったりする“第2の収穫”の活動をする団体)の井出留美さんが登場する。彼女はホントに素晴らしい。3.11を契機に会社をすぱっと辞めて独立。つくった会社名は「office 3.11」、社会のために働くことを忘れないぞという意味をこめて。去年から毎月3,110円を被災地のある家庭(病気の人がいる)に送金する。

だがメディアで発表する記事では「3.11…」と書くだけで、「また?」「まだ?」と言われる。一本松のことを書く「お涙ちょうだい3.11ライター」と見られる。ニュースとして事実を伝達はともかく、コラムとしては、純粋になりにくいテーマになった。

ぼくもそう感じて、3.11を前面には出さずにボランティアにしぼりこんだのだが、アップした後に思った。おい、ぼくはちょっと逃げているぞ。もっと真っ向勝負をしろよ。真っ向から3.11で何を感じたか、どうしてきたか、自分にとっての“第2の収穫”書けばよかったのかもしれない。そこで思った。

3.11以降、ぼくはどんなふうに、自分のセカンドハーベストを考えただろうか?

まず「上っ面のことは書けない」と感じた。ビジネス小ネタ、商品紹介だけの記事、浅いマーケティング、ロジックだけの意見記事…そんなことは書くまい。もっと本質的なこと、読者の価値観を揺らすこと、どう生きるか考えるさせること、それを書こうと決めた。

ツィッターやフェイスブックで「友人をたくさんつくる」活動は止めた。もともとしてなかったけど、媚びを売って真の読者は稼げない。ほんとうに「いいね」をくれる人が数名いればありがたい。最近はmakikoさんの「いいね」の有無が勝負なの。自分をしっかり考えること、それをしっかり書くこと。それがmakikoさんの「いいね」につながる。

書くだけじゃなくて「行動しよう」もある。アート事業で何度か寄付を集めるイベントもした。今月から毎月11日に手づくりのチャリティイベントも開く。3.11以降にお話を頂いた、ベトナム人留学生就活支援も、国際社会貢献になるならと、気持ちよく引き受けた。スポンサー集めに苦労しているけど、長野県で地域おこしのアートイベントも開きたい。そしてセカンドハーベスト・ジャパンでボランティアもしだした。そういえば、食で世界を変える提案づくりを手伝っている団体のオヤジは、今何しているだろうか?

山本太郎みたいな大胆な舵を切ったわけじゃないけど、舵を切るとプラスもマイナスもある。

プラスだったのは「自分が何者か見えてきた」「何をしたいかわかった」「何が書けるか絞れた」。良い副作用は、本が深く読めるようになった。最近内外の古典を読み直しているが、今読むとテーマもねらいも巧みさも、手に取るようにわかる。ぼくならこう書くぞも見える。ようやくいっぱしのスタートラインに立てた感じ。

舵を切ってマイナスは、まずコンサルの仕事はサッパリになった。ぼくみたいな変人に依頼する企業はよほど変だ(笑)。書くことでは、自分と読者のバランスがむつかしくなった。震災後の読者も変化しているし、こっちも変化している。変化と変化では組み合わせが多すぎなのだ。

何にせよドカンと生きたい。もしも百歳まで生きるなら、ぼくはまだ第二の生涯で2歳未満にすぎない。これからまだ長い。誰かにもっと衝撃を与えたい。もっといいものを書きたい。もっと女性に愛をささげたい(笑)。第2の収穫はでっかく夢みたい。

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