引き込まれてやる仕事と助けられてやる仕事

数日前、留学生就活支援講座向けに音楽ビジネスの教材をつくった。業界構造、職種、候補企業という就活に必要な情報もさることながら、まずひとこと述べたのは、

音楽業界とは「引き込まれてやる仕事」である

普通の業界とちがって浮沈も激しく、運不運に左右され、アーティストと一蓮托生であり、事件ひとつでパー。アーティストの取り分が小さいから(作詞作曲で3%、バックコーラスや演奏者も3%/売上高)支援のベンチャー起業もわかる。しかしなかなか続かない業界なのである。

今の音楽業界があるのはパイオニアたち(音楽雑誌出版、レコード会社など)が60〜70年代に好きで始めたからだ。彼らはみんな「引き込まれた」。

絵や写真などのアートもまた「引き込まれてやる仕事」である。クリエイターをたくさん集めれば「巡り合わせもあるサ」「企業にも売れるサ」なんてムリ。それで潰れたところはいっぱいある。ぼくらはなんで続いているか不思議でしょう?ぼくらも不思議(笑)。

しかも懲りずにひとつサイトを立ち上げた。『アートの名画座』。utteのサイトとちがって、紹介作品だけのシンプルさ。英語メイン。こんな作品がありますよと紹介したい。

アートが引き込まれてやる仕事なら、イベントは「助けられてやる仕事」。

ご縁ができた野沢温泉村(そこでカフェ&ギャラリーを開いている)でやりたいイベントがある。初期案をまとめて先日当地に営業へ行った。ところがスポンサーは1社しか集まらない。

さてどうするか…。まず長野市の宮本さん(シーンデザイン)にヒントをもらった。「市民参加型じゃないと」うーむなるほど。翌日、野沢温泉の老舗常盤屋旅館さんに飛び込んだ。かくかくしかじかと説明すると「それなら道祖神(野沢温泉の縁結び神様)をつかったらどうでしょう」と支配人さんが親切に助言をくれた。心よくスポンサーを引き受けてくれた大手飲料K社の部長も「落語もいいですよ」と言う。

東京に帰って「かくかくしかじか」とcherryさんに話し合う。「考え直そう」と納得。ふたりで案を練り直し。発想しあう。「悪くないけど…」ぼくはトイレに立つ。帰ってきて無言になる。出ねえなあ…。その繰り返し。でもその1時間後ー

「それだ!」

というアイデアが彼女からやってきた。それをぐっと広げた。お得意の絵描き提案にまとめた。そして今日、内部でイベントの打ち合わせ。そこで「アイデアはいいと思うけど、野沢温泉のひなびた町を生かすなら…」と黒澤さん(三和印刷)がひとこと言った。

「そりゃいい!」

とぼくは膝を打った。それで提案がまとまった。といっても、もう一度Jasonさん(イーストエッジ)にも説明して、村長に報告し、旅館組合や企業にネゴせんと。村人もお客様もクリエイターも楽しめるおもしろい内容だから、期待はできる。ダメならダメで仕方ない。手書き提案書の一部が次の画像です。


お願いがひとつ。来週末までにこのイベントのサイトを立ち上げますので、長野の方や、温泉好きな人、温泉を支援したい企業さんにRTして頂けるとありがたい。お願いします!

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