アフォーダンス〜ウィズアウト・ソート〜ファウンド・オブジェクト

昨日のブログはマヨネーズ・スプーンや歯磨きの“アクティブメモリー”でした。その余韻がある中で、また似たようなモノを見つけてしまった。Daisuke Motogi Architectureがデザインした『モノを隠せるソファ』


これもいい。誰でも子供の頃に、こんな隙間にミニカーをぎゅっと突っ込みましたね。いつの間にかトランプのカードが挟まっていたり、あ、それはインチキしてだった(笑)。

このソファはやっぱり“アクティブメモリー”かな。それを定義的に言い直すと「誰もが共通に記憶していて、無意識に同じようなことをする物や動作」。そういえば他にもわかりにくい深澤直人用語がまだある。「アフォーダンス」「ウィズアウト・ソート」「ファウンド・オブジェクト」である。ぼくのブログには“アフォーダンス 例”という検索ワードでやってくる人が多いので、久々に整理したい。

【アフォーダンス〜ウィズアウト・ソート〜ファウンド・オブジェクト】
アフォーダンスとは「モノにある属性(形・素材・色等)が、“こう使う” “こうも使える”というメッセージを発している」こと。次のぼくの座る椅子だが、椅子は座ることをアフォードするだけでなく、背にジャケットをかけることもアフォードする。


そういえば、椅子の背にハンガーをつけて製品にした椅子もあったな。さてこの文の中の、“無意識のうちに”が、“ウィズアウト・ソート/Without thought”である。


要するに、人は無意識のうちに、作り手がねらった形だけでなく、そのモノが本来有している機能だけでなく、いろいろな形や機能でモノを使っている。携帯のアンテナで痒いところ掻くとか、肘で扉を開けるとか、電話帳を重しに使うとか(もう消滅したね)。

私たちは、無意識のウチにソファの隙間に手を入れ、モノを挿しこむ。この手を突っ込む行為が“ファウンド・オブジェクト”である。「あ、ソファってこうも使えるのを見つけたぞ、フフフ」という瞬間をいう。深澤氏は「その場で見出された道具」と書いている。


【あまりマジメに考えちゃいかん】
では『ジャム&ハニースプーン』は何なのだろうか?これはスプーンの置き場がなくて、フチに引っ掛けてこうしたら?という洒落です(368円)。それは便利なのだが、デザイン的にはアフォードしてるし、ウィズアウト・ソートだし、ファンド・オブジェクトでもあるようです。


今日発表された無印良品の『トイレットペーパー型消臭器』はファウンド・オブジェクトだ。芯の部分が「惜しい!」けれど、遊び心は感じる。

かかと踏みにくい上履き”はどうだろうか?かかと部分に樹脂の出っ張りをつけて、踏ませないようにする上履き。先生たちの意見で作ったという(ムーンスター)。う〜ん…これは…子供の自由を奪わないだろうか?かかとを踏むのは、ささやかな抵抗であり、子供なりの個性の主張、生き方なのだ。そのあたりの機微を英国のKILMARNOCK(キルマーノック)はわかっている。


native dimensions blogから引用。最初からかかとが潰れている靴である。こういうの好きですね。靴のかかとを踏むという行為は、かかとが靴のかかとをアフォードしている、とでも言えるか。あれ逆かな?まるで呪文だ(笑)。

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