ちぎる歯磨きチューブ、こそげとるマヨネーズ・スプーン

ぼくはチューブ型の商品というものに、深層意識で警戒するところがある。ハンドクリームのチューブには「ちゃんとお尻から押そう」、接着剤は「押し過ぎてたれないようにしなきゃ」、そして歯磨きは「最後まで使いきらなきゃ」。だからこのデザインには膝を打った。


出てこないとき/出し切れないときは「お尻から切れ!」。お尻を見れば、最初からキリトリ線と切り口が付いている。ぼくはやったことがあるし、君もあるだろう。そういえばキャップをしっかり締めなかったせいで、固まっちまった接着剤では、後ろからチョキンしました。問答無用な秀逸なアクティブ・メモリー(共有体験記憶)のデザインはGUO Liliさん

そうそう、歯磨きチューブには切らなくても、くるくる巻くのがある。


Colorful Tube Holder/カラフルチューブホルダー』が賢いのは、本体サイズが小さくて重量も軽いこと(25g)。付属の吸盤で洗面台の鏡にきゅっと付けておける。台座の自立型のくるくるタイプよりも合理的な感じ。アマゾンで380円で販売中

【マヨネーズ・スプーン“Sleek”】
最後まで使い切りたい商品、まだある。ジャムや岩海苔の瓶、フチや底まで、こそげ取るように使い切りたい。その心理を受けとめたのが“マヨネーズ・スプーン”である。


スプーンの片割れみたいな形ですが、それがマヨネーズの瓶の底の角にぴたっとはまって、きれにすべてを掬い出すことができるようになっています。(中略)これを見た時には、参りましたと本当に思いました。引用元:『デザインの生態学

このデザインに参った工業デザイナー深澤直人氏、「共感の素が埋まっている」と書いている。アッキレ・カスティリオーニ氏の不滅のデザインの複製品が、こちらのサイトでは1,365円で購入できるのは嬉しい。

共感は広がるもので、次の画像は無印良品の『シリコーンジャムスプーン』(400円)。やまやなぶろぐさんによれば、これは山小屋で使うといいそうだ。

素材はシリコンなので、耐熱温度は230℃だし、先がくにゃくにゃと曲がって、シチューやカレーなどもきれいに掻き取れる。で、どんだけきれいに掻き取れるか、実験してみた。ジャムスプーンと普通のスプーンでカレーを食べて。引用元

山小屋では洗う水を節約しなくてはならない。拭くだけということもある。そんなとき、お皿をこそげとるのが山にもやさしい。無印のサイトの写真も引用します。


【使い切ったぞという】
人が無意識にやる行動を埋め込んだ共感デザイン。こういう商品を「エコだ」「もったいない」からいいという人もいるけれど、それほど環境意識をしているわけじゃないと思う。

むしろチューブちぎりも、こそげ取るスプーンも、「使い切ったゾ」という征服感というか達成感というか、清々しいのがいい。ものへの深い感謝です。ありがとう、て感じ。

追伸。さっきお風呂に入ってシャンプーがなくなったので、お湯を入れてシェイクして使いました。まだあと5回はいけそうだ。これケチ根性(笑)。

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