iPhone4充電ケースに見る商品化の原点

一日の計は充電にあり。

ある人がこう書いていた。われわれiPhoneユーザーは、電話やらネットやらTwetterやらFacebookやらゲームやら、放電活動に毎日忙しい。それらがたった一台でできるのだから凄いことである。だが代償もある。「帰宅したら充電」という生活習慣は、まるで常備薬を飲むかのように備忘である。そこには救世主もある。

ウェブクルーエージェンシーは、1200mAhのリチウムポリマーバッテリーを搭載したiPhone 4向けバッテリー内蔵シリコンケース「AP1201 PowerSkin for iPhone 4」を10月上旬に発売する。価格はオープンだが、予想実売価格は7980円。引用元

こりゃ賢い!ケースとバッテリーがセットなのだ。アメリカのEnergizerと台湾のXPAL Powerの共同ブランドで、保護+充電機能つきケース。65gの重さで、待受200時間、音楽再生27時間、通話9時間、動画再生7時間、ネット閲覧7時間(いずれも最大値)。米国では69.99ドルなのでちょっと高めだが、少しお安く譲れるかもしれない。販売元に知人がおるので。


ちなみにエヴァ(iPhone3G/3GS用)もあり。これもお安くできそうだ。アフィリエイト無しで紹介するのでメールを(go(at)cotoba.jp)。
さてAP1201の競合(というか先発)商品は発売予定を含めて4つほどある。

【他のiPhone4充電ケース】

『iPhone』のバッテリー付きケースでは、世界最薄の約 14.9mm、世界最軽量の59gを実現。ポリカーボネート素材を採用した超スリムなデザインは、『iPhone 4』にぴったりフィットし受信障害を防ぎます。1500mAhリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載し、通話7時間、音楽再生40時間、動画再生10時間、インターネット使用で6時間、待受けでは300時間の駆動が可能です。引用元


先行した『exolife(エクソライフ)』は販売価格は1万2600円(税込み)。樹脂ケースで柔らかな盛り上がりデザイン。

次の「Juice Pack Air for iPhone 4」は表面にラバーコーティング。フォーカルポイントコンピュータより9月中旬より発売された。価格は9,980円。

本体内部に容量1500mAhのバッテリーを内蔵したiPhone 4用ケース。内蔵したバッテリーを使うことで、スイッチひとつで手軽に充電することができる。待受時間最大270時間、通話時間最大6時間、パケット通信最大5時間、音楽再生最大36時間、ビデオ再生最大9時間と、駆動時間を延ばすことが可能だ。引用元

OTASからは『MiLi Power Spring』 1600AH、待受360時間、通話6時間、インターネット10時間、音楽再生36時間などのスペックで、8,980円でApple社公認モデル。


同じOTASから10月中旬に“レザーケースバージョン”も発売される。内蔵された容量は2200mAhなので最大値である。価格も8,980円と競争力もある。


AppleのiPhone4ケース無償配布でも、充電ケースも提供すればよかった。「選びようがなかった」とiPhone4ユーザーのcherryさんが言っていた。3Gのユーザーのぼくは4Gになったら考えよう。

【商品化の原点】
この商品化では、「ケースと充電池という二役」を持たせて持ち物をひとつ減らした。ファッションや保護というケースの役割と、充電池という付属品を足して二で割るという、機能追求型の商品化なのだろうか?そうとも言えるけれど…

一日の計は充電にある。iPhone充電ケースは「充電しながら生きる人びと」のライフスタイル支援からの発想なのではないか。

あらゆる商品化の原点は、「ユーザーは毎日をどう生きるか」という観察にある。「XXXする人びと」というマクラことばを付けて、商品開発をすべきなのだ。iPhoneケースは、さまざまなXXXのライフスタイルを支援してきたからこそ、ここまでバラエティが広がったのである。

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