経営コンサルタント滅亡ーーその先は、もちろんある。

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードです。

経営コンサルタント滅亡――その先はあるのか?

ドラッカーが経営コンサルタントとマネジメントを発明して60年、コンサルタントには冬の時代がやってきている。大手コンサル会社でもリストラを進めているという話が出ているが、今後、コンサルタントにはどんな役割が求められていくのだろうか。


今回はちっと刺激的な内容となった。もちろんぼくの見聞きした範囲と、聞いた話、市場環境の推察からまとめた話。そしてタイトルは“経営コンサルタント”となっているけれど、“マネジメント・コンサルタント”という領域のことがメイン。なので「オレんところはバンバン仕事が一杯でたまらん」という人ももちろんいるし、「干上がっている」という人もある。

どちらかと言えばぼくは後者に近いので、ヤバいと思っている。今なら丁寧に仕事します、なんて書いたけれど、いつも丁寧にやってきたつもり。それはぼくの周りのコンサルタントも同じで、手を抜くとか利益誘導するような人はほとんどいなかった。顧客のためにがんがん働くのに、って感じ。

【08年が分岐点】
さて、なぜマネジメント・コンサルタントが、これまでの提案、仕事の範囲、進めかたではダメなのか?振り返れば08年が分水嶺であった。

ビフォー08(2008年まで)=戦略思考、改善思考を売った時代。
アフター08(2008年以降)=ビジネスモデルを売る時代へ。

08年以降、コンサルタントは売りものが変わった。「こうしなさい」というアプローチを売ればよかった時代から、「これを売りなさい」というモデルを売る時代へ変化した。

ある意味当然なのだ。「答えから始まらないコンサル」が多すぎた。結論が出ずに終わることも多かった。そんなものにもうお金が払われない。だが「答え」が紙(=提案書)だけでは済まないとなると、けっこうキツい。紙と鉛筆の商売が特徴なのに、最初に持ち出しが発生するのは(しかも必ず買われる保証がない)、前提が狂ってしまう。

【現場は熱いか?】
ちょっとプレイバック。

ぼくは「コンサルタントは何をする者ぞ」というテーマで、2000年代前半から半ばまで、メルマガを150本も書いたことがある。コンサルタントの資質、プロジェクト運営、セッションの進めかた、フレームワーク、人間観察力…いろんなテーマで書いた。その当時書いたことと今で、本質は変わっていないけれど、ひとつ変わったことがある。

現場から熱さがなくなった。

変えよう、変えたい、変わりたい、というフツフツという熱さが、プロジェクトから感じられなくなった。良くも悪くも大人が増えて、会社のために献身する人が減った感じがする。それが残念だし、それが韓国や中国に日本が大きく遅れをとった主因だと思う。

社員を覚醒させる」なんて、今どき“センチメンタル・コンサルタント”と言われそうだが、それがマネジメント・コンサルタントの大きな役割だと思う。技術も生産も商品も流通も販売も、結局は人の問題にゆきつく。ドラッカーの5つのマネジメント要素をスムーズに循環させるのは、やろうという人間の意志。

人を熱いものの中に引っぱりこむのは、時代を越えて、コンサルタントの普遍的なテーマである。そこを不要にしてしまうと、ますますコンサルタントは“持ち込み企画屋”になってしまう。

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