自由学園明日館で“アートと雑貨の生まれる学校”を開催。

今日のテーマは『自由学園明日館(みょうにちかん)』である。JR目白駅から池袋に向かって徒歩6分くらい、都心とは思えない閑静なエリアにすっくと屹立している。

【自由学園に訪れた】
cherryさんと二度目に伺ったときの写真だ。すべてcherryさん撮影。見てのとおりモダンな外観だが、モダンさを吹っ切って芝生や樹々と調和する。この建築家の手法を“草原様式”とも言うのは、自然と一体に設計した“借景建築”だからだ。

わたしは幼い頃から長く池袋(正確には雑司ヶ谷)で育ち、目白も池袋も庭みたいなもんだった。なのに不覚にもこんな建物があるなんて知らなかった。スタッフにとても温かく迎えられて、建築家フランク・ロイド・ライトの設計に踏み込んだ。日本には2邸しかない巨匠の1921年の建築。もちろん重要文化財。

ああ!ひと目で惚れた。声が出ない美しさ。なんというただづまいだろうか。扉の桟の工芸的で幾何学な美しさ。菱形の窓のきりりとした風情。通り抜けるエアさえも形を変えそうじゃないか。

この椅子はライトと遠藤新(帝国ホテルの建築助手を務めた)がつくったオリジナルのレプリカだが、ここには自由な気風で学ぶ子どもたちが座っていたのだ。学校創立より今年は90周年。

【学校の設立】
キリスト者であった羽仁吉一・もと子夫妻(共にジャーナリスト)が、1903年、『婦人之友』の前身『家庭之友』をよりよい生き方を説く雑誌として創刊。二人の子どもが受ける知識詰め込み教育に飽き足らず、それなら理想的な学校を創ろうと決心して開校したのが自由学園明日館である。学校名はヨハネの福音書「真理は汝らに自由を得さすべし」よりとられ、学校制に編入されるまで各種学校であった。以上、自由学園のサイトを参考した

その後1934年に東久留米に移転し、明日館は卒業生の事業活動に使われてきて今日に至るそうだが、この建築だからすごく人気がある。訪れたときもカメラマンの方が撮影をしたり、クリエイターとおぼしき方々が見学をしにきていた。その気持ちわかるなあ。

【utteマルシェ アートと雑貨の生まれる学校】
実はここで、cherryさんと二人三脚(ぼくが一脚、cherryさん二脚)でやっているクリエイター支援、作品販売事業utte(うって)の秋のイベントをすることになった。やることになったなんてえらそうな。一年先まで予約でいっぱいのこの施設に、ムリを言ってお願いした。ここで開催できるのは誇らしい。

9月22日、23日(秋分の日)の両日、クリエイターさんを招いて『アートと雑貨の生まれる学校』というテーマの作品展示とワークショップ。昨日から、utteの登録クリエイターさん以外の外部クリエイターさんにも公募を開始。わたしこそはと思う方はぜひご連絡くださいませ。こちらに詳細があります撮影集はこちら

【クリエイティブとは答えを出す過程】
さてどんな展示イベントになるか。いやなってほしいか。次のことばが射抜いています。

自由学園は、正解のない問題を考える学校です。成人し、社会人として生きていくなかで遭遇する問題に、絶対に正しいという答えなどはありません。人には色々な答えがあっていいのです。大切なことは、答えを出すまでの考える過程なのだと思います。自由学園学校方針より

今の学園長、矢野恭弘氏のことばである。クリエイティブにも正解はない。“コツン”という確かな音は自分の中にしかない。それを聞き分ける純粋な心があるか。自分を突き詰める創造のプロセスをまっとうしたか。そんなクリエイターの方々と一緒に創造の汗を流すのが醍醐味である。今日は以上です。


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