今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードと、エッセイライターとしての覚え書きです。
カバンの中にWOWを入れよう!自主制作プロジェクトから世界へ
YouTubeなどの動画投稿サイトを通じて、誰しもが世界中の人々に作品を見てもらえる現代。映像製作に携わるWOWのメンバーたちが制作した『La
Promenade』にいたく感動した筆者は、その制作過程を知るべく、話を聞きに行った。続きはこちら。

映像クリエイティブの雄、WOWが放つ新作は、WOW id という社内自主制作プロジェクトからポロリとでてきた、ほのぼの映像。見つけたきっかけはひとつのツィートである。7月中旬くらいのタイムラインで、「これは凄い」みたいなツィートが読んでリンクを辿ると、心がライトアップした。目を楽しませるテイスト、ハハン・いいねの展開、エンディングの余韻。好きです。

発見から取材がしばらく後になってしまったのだが、どんな人が作ったのか好奇心で伺った。誠の読者にはちとやわいかなと思ったが、編集の堀内さんは「ぐっときた」とメールしてくれたのでホッと。サツバツとした殺人事件、呆れる政局、おかしいぞ日本代表監督など、癒されないニュースばかりの昨今、いいなあという気持ちをお伝えできたら。
ひとつだけこぼれ話。最初にWOWに訪れて扉を開けると、歯ブラシを口にした女性がいた。
「東市さんと約束で伺いました」とわたし。
「もぐもぐ。あちらの部屋にお願いします」と歯ブラシ女性。後でその人がLa Promandeの制作の中心者、石井葉子さんでした。出会いも映像のようにナチュラルだった(笑)。
【2つ思ったこと;ひとつ目】
ふと思へばビジネスメディア誠に書き出して丸3年。たぶんわたしは同誌のライターでは最古参だろうな。ほぼ毎週なので約150本くらい書いた。ここ1年は1/3は何らかの紹介のある取材、1/3は自分からの取材、残りの1/3は妄想である。取材先は何十件、何十人以上になる。ところが取材以来会っていないという人も増えてしまった。
もちろん連絡をくれる方もいるし、TwitterのフォロワーやFacebookでのフレンズもいるし、商品化支援で汗をかきあう間柄の人もいる。でも半分以上はフォローなしだ。せっかく汗ばんで書いたエッセイがもったいないしフォローしないのは失礼だ。
記事を書くことは、人とのリンクをつくること。読者と記事に登場する人の出会い、ツィートやいいね!と言い合う読者と読者の出会い、もちろんわたしと取材対象者の出会い。それをたいせつにしなきゃ。
【ふたつ目】
もうひとつは、自分が書けること、書きたいことがわかってきた。社会評論は向いていないし、マーケティング教科書分析も合わない。文具マニアだけど、機能を語るよりも“使い手や作り手の心”を描きたい。そこに商品の本質があるからだ(語れない商品には興味が湧かない)。でもそんなのたいていの文具マニアは読まない。
だから商品のことも書くし、マーケティングのことも製造企業のことも書く。それは別に抵抗はない。だがお先が決して長くないライター余生。できればわがままに書きたいことも書きたい。
たとえばフットサル(サッカーよりスリリングだ)、スローバイシクル(ゆっくりチャリしよう)、文京区の路地裏(世界でいちばん住みやすい所)のことを書きたい。アーティストの応援ライターも続けたい。彼らのナマの生涯を書きたい。誰よりもドラマチックに描ける自信があるしね。
観察力と情緒感応力だけは人並み以上ある。それだけが頼りで心細いけれど、書き続けたい。もちろん読まれるおもしろいものを書きたい。ぐっときたねと言われたい。とにかく書きたい。そのために現実を何とか作り替えないと。今日は以上です。